エンターテイメントの情報を送り続けていた「ぴあ」の首都圏版が7月21日発売号をもって休刊することが決まったそうです。雑誌として発売されてきた「ぴあ」はこれで姿を消してしまうことになります。1972年7月に創刊されて、映画、コンサート、グルメ、演劇などのエンターテイメントの情報をぎっしりと凝縮して発売されてきました。
インターネットが普及する前は、このような情報を簡単に入手するためには、コンビニに行って、ぴあを購入するというのが当然の行動でした。ところがインターネットが普及してからは、もっぱらチケットの情報から購入まですべてインターネットで完結してしまいますので、あえて雑誌の「ぴあ」を購入する必要は全く無くなっていました。販売部数が低迷することも無理がないことだと思います。
販売部数については最盛期には53万部も売り上げていたそうですが、最近では相当減ってしまっていました。既に昨年のうちに中部版と関西版は休刊していますので、首都圏版の休刊で完全に39年間の歴史に幕を下ろすことになります。
最近、コンビニの雑誌売り場に行くと、以前よりも雑誌の種類が減ってきたような気がします。有名な雑誌が休刊になったという情報もよく聞くようになってきました。やはり、これからは紙媒体の雑誌は苦戦が強いられることになるのでしょうか。
こんな主力雑誌が休刊してしまっては、「ぴあ」自体も厳しいのではないかと思っていたのですが、報道によれば、ぴあの売り上げは9割がチケット販売ということですので、今回の休刊による経営に対する影響は軽微なのだそうです。
ぴあでは、ぴあMAPやドライブ情報など色々な書籍も販売しています。こちらはよく購入していますが、こちらは是非、販売を継続して欲しいと思います。
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