昔のブラウン管テレビの時代から薄型テレビが普及する前の初期の段階には、テレビは1インチにつき1万円と言われていました。
ところが日経新聞の記事によれば今では1インチにつき1000円を切る勢いで低価格化が進んでいるそうです。
そこで、楽天市場の売り上げランキングの上位に入っているテレビの値段を調べてみました。5月5日現在では下記の通りです。
第一位 シャープ 32インチ液晶テレビ 35900円
第二位 東芝 37インチ液晶テレビ 69800円
第三位 東芝 32インチ液晶テレビ 35800円
第四位 シャープ 26インチ液晶テレビ 33180円
第五位 シャープ 19インチ液晶テレビ 24800円
第六位 ケイアン 21.5インチ液晶テレビ 23800円
第七位 シャープ 40インチ液晶テレビ 60800円
第八位 東芝 19インチ液晶テレビ 24500円
第九位 東芝 19インチ液晶テレビ 23700円
第十位 シャープ 32インチ液晶テレビ 36800円
楽天市場の売り上げらキング十位以内には、まだ1インチ1000円の大台を切っている液晶テレビはありませんでした。
しかし、特に32インチの液晶テレビについては、バランスが最も優れているためか、1インチあたりの値段はまさに1000円に追いつく勢いであることが判ります。もう、楽天市場で販売されているテレビについても、1インチ1000円の大台を切るのは時間の問題でしょう。
ブラウン管型テレビの時代は、ブラウン管そのものが大型であり、製造にも手間がかかっていましたが、液晶は量販効果が非常に進んでいて、値段がかなり下がっています。ブラウン管型テレビのときには、32インチのテレビが3万円台で購入出来るとは夢にも思いませんでしたが、この技術進歩には目をみはるばかりです。
エコポイント制度が終わって、消費者が薄型テレビを購入するのも一巡してしまい、消費が低迷していることも、薄型テレビ低価格化の原因の一つだと思いますが、もう一つは部品さえ集められれば新興国のメーカーでも液晶テレビを組み立てることが出来るので、価格競争が厳しいことも原因の一つにあります。今回のランキングの中にもケイアンのテレビがランキングに入っているのには驚いてしまいました。
今後、さらにテレビの価格は安くなっていくものと思います。アナログ放送波の停波も近くなってきましたが、その後も含めてテレビの値段がどのように推移していくのか、非常に気になるところです。
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