はじめての運転免許の更新
運転免許を取得したのが、3年前の12月で、とうとう免許証の更新時期がやって来ました。初回の免許更新は、たとえ違反などを一切していなくても、2時間の講習がもれなく付いて来てしまうようです。また、初回更新の場合は、近隣の警察署で手続きをすることも出来ません。東京都に住んでいる場合は、都内3箇所にある試験場に行って更新をしなければいけません。
更新が出来るのは、平日か日曜日で、土曜日や祝日は更新ができないようです。公共機関は平日しかあいていないことが普通なので、日曜日にあいていることだけでも、感謝しなければいけないことかもしれません。しかし、日曜日(特にその午前中)は非常に混み合うようなので、可能であれば平日に行ったほうが良いようです。
府中の試験場への行き方
今回は府中の自動車試験場へ水曜日の午前中に行って見ることにしました。府中の試験場はどの駅からも離れていますので、どうやって現地まで行くかが問題です。来場者用の駐車場もあるようでしたが、手続きが終わったら、会社に行きたかったので、バスに乗って行くことにしました。
三鷹駅の南口から武蔵小金井行きの小田急バスに乗れば、試験場の正門前まで行くことができるようです。試験場が朝の8時30分から受付開始となるようなので、8時前に出発するバスに乗りました。こちらのバスは1時間に3本程度の本数しかありませんので、時間に事前に時刻を調べておく(こちら)と良いと思います。
このバスは普通に前扉から乗車するのですが、東京23区、三鷹、武蔵野の料金均一区間と小金井市をまたがって走るバスのため、途中から運賃が変動制になります。従って、SUICAでピッとする前に、運転手さんから「どこまでですか?」と聞かれます。とっさに答えなければいけませんので、「試験場正門前」と答えられるようにしておきましょう。
三鷹駅から試験場正門前までだいたい30分くらいで着きます。バスを降りたら東八道路をまたぐ歩道橋を渡って試験場へと向かいます。8時30分ちょうど頃に着きました。すでに開門しており、すぐ中に入ることが出来ました。
免許更新の順番
(1)案内
正面玄関から入ってすぐのところに案内をしてくれるブースがありました。こちらは4列くらい出来ています。一番進んでいそうな列を選び並びました。案内はがきと免許証を見せます。住所変更があったかを聞かれます。私の場合は無かったので、「ありません」と答えると、登録事項を書くための書類を1枚渡されて健康状態の申告をする部分と氏名や住所などを書く欄に記入するように指示を受けます。
この氏名欄については特に字を丁寧に書くようにしましょう。あとで免許証の記載内容と書類の氏名を確認するときが来るのですが、「塚」の字の点が一個少ないとか多いとか、窓口で言い争いになっている人がいました。
(2)料金の支払い
案内はがきの料金が書かれているページを表にして差し出すと、料金を請求されます。今回は4250円でした。優良か違反をしているか、今回のように初回かといった区分によって料金が異なります。以前は収入印紙を貼ったりしなければいけないようでしたが、今回は特に自分でやることはありませんでした。窓口でお金を支払ったら終わりました。支払いが終わると領収書のようなものをもらって、次に2番の適性検査に行きなさいと言われます。
(3)適性検査
適性検査と言われると、何かマークシートに記入して運転に適しているか否か検査するようなものを想像しますが全く違います。視力検査です。また、登録事項を記載した紙に健康状態を記載する部分がありますが、こちらの記載内容もチェックされます。
視力検査については、円の上下左右どこが欠けているかを答えるパターンの検査です。メガネを使っている人はメガネをかけたままで検査します。片目につき3問程度、両目で6問程度を答えると、「はい、大丈夫」と言われて検査が終了します。
(4)記述内容のチェック
視力検査を出て曲がったところで、検査の結果や記載内容をチェックするところがあります。ここのチェックは簡単に終わり、次のパスワード登録に行くように指示されます。
(5)パスワードの登録
パスワードを登録するための機械が数台並んでいます。パスワード1で4文字、そしてパスワード2で4文字、計8文字を設定します。このパスワードはセットで利用するようです。パスワードを登録するとバーコードが付いた紙が出てきます。また、パスワードも大きく書かれていますので、あまり他人には見られないようにした方が良いと思います。
(6)氏名・住所・本籍地の確認
登録事項を記載した紙と古い免許証を提示します。両者を比較して、問題がないかをチェックします。少しでも点などが違っていると色々聞かれて場合によってはもう一回書類を書き直すように言われます。ここで問題がなければ古い免許証にパンチで穴をあけられて渡されます。これで古い免許証は無効になります。
(7)写真の撮影
なんだか大がかりなカメラが設置されている場所となります。パスワードが書かれたシートのバーコードはここで読ませます。バックは青でその前のイスに座ります。そこで写真をとってもらって一連の手続きは完了です。講習は、違反者、優良、初回等で場所がかわります。
私は初回でしたので、少し離れたところにある建物の2階でした。そこの1階は免許証を発行してもらう場所でした。
入口では教官の人が受付をしています。交通安全協会の人です。全面的に研修の開催に関して委託を受けているのでしょう。そこで、どこの場所に座るか指定されます。背が高い人は後の方の席にしたり、何らかの配慮があるようです。
2時間の研修で1時間経過後に10分間の休憩、そして最後の15分間がビデオ鑑賞でした。講義では東京都での事故の傾向、道路交通法の変更点などがテキストに従って紹介されます。ビデオの方はエッセンスを詰め込んだような内容でした。
(8)新免許証の受け取り
研修が終わったらそのまま1階に下ります。みんな列を作りますが、列を作っても意味がありません。そのままパイプイスに座って説明を聞いた方が良いです。そして、番号と名前を呼ばれますので、その順番で窓口に行きます。免許証を受け取ったら、記載事項を確認します。
しかし、本籍地については記載されておらずICチップにしか入っていませんので、専用の機械で本籍地を確認します。このとき、さきほど登録したパスワードが必要になります。パスワードを1回間違って打ってしまいました。あと2回と表示されるので、2回目は慎重にパスワードを打ちました。2回目はOKで内容を確認することが出来ました。
(9)帰り道
帰りも三鷹駅に行こうと思ったのですが、バスが来るのがまだ15分くらい先になってしまうようです。時間がもったいなかったので、また道の向こう側のバス停に行って武蔵小金井行きのバスに乗ることにしました。こちらはそれなりの頻度でバスが来ます。ここからは10分ほどで武蔵小金井駅に着きました。
【2014/05/30追記】
二回目の免許更新は新宿で
この記事を書いてから時間が経過して、また次の免許更新時期になりました。今回は後部座席シートベルト着用義務違反をやってしまいましたので、残念ながら「優良」ではなく「一般」になってしまいました。ゴールド免許がほしかったのですが、残念です。
この記事を書いた際には初心者講習を受けなければいけませんでしたので府中に行きましたが、今回は「一般」となりますので、もう少し更新をできる場所の選択肢が増えます。運転免許更新センターでも手続きができますので、今回は新宿に行ってみました。
新宿運転免許更新センターでの手続きについては、こちらの記事で紹介しています。
【2024年5月31日追記】
2024年の免許更新は神田で
もう何回目の更新になるか数えられなくなってきたのですが、2024年の免許更新は神田の運転免許更新センターで実施しました。完全予約制に変わっていたので、事前にインターネットで日時を予約してからの訪問です。会場はそこまで混んでいるということもなく、手続きは1時間少しで済みました。
こちらで当日の様子を紹介しています。
コメント
明日免許の初更新に行く予定なので、こちらの記事を拝見し手続きの流れを把握する事ができました。
ありがとうございます。
夏みかん様
フィードバックをいただき、ありがとうございました。免許の更新が少しでもスムーズになれば幸いです。