約2年少し続いた自民党政権時代からの政策である高速休日1000円、および民主党政権から始まった一部高速道路無料化実験が6月19日で中止されることが正式に発表されました。
それに変わって、6月20日午前0時からは東日本大震災の被災者や東日本の復興を支援するために、東北地方の一部高速道路を対象にして新たな高速道路無料化が始まります。
これにより、被災者と福島第一原子力発電所事故の避難者は自治体が発行する罹災証明書や被災証明書など被災を証明できる書類、および免許証など本人確認が出来る書面を一緒に提示することで無料化の対象となります。まだ、ETCシステムは対応していないので、有人の料金所で対応する形になります。
一時、東北へ観光客を誘致する目的で被災者以外のクルマも無料になるという報道もありましたが、これはまだ時期的に先になるようです。二次補正予算が編成される時期よりもあとになるのでしょう。
今回の無料化対象区間は、青森、宮城、山形、福島、茨城5県の道路公社が管理する有料道路計9路線111キロを追加して、対象路線は計20路線、総延長1541キロとなった。東北自動車道は始点の川口ジャンクションから無料化の対象になるのかと思っていたところ、白河インターチェンジから青森インターチェンジまでの区間に限って無料になります。常磐自動車道は水戸インターチェンジから先の部分です。
今回、休日の上限1000円は無くなりますが、それ以外のETC割引制度については残るものも多いようです。たとえば休日に実施されている最大5割引については、そのまま継続されます。高速道路を使った近距離の移動であれば、高速1000円が無くなっても、そんなに大きな痛手にはならなくて済みそうです。
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