携帯電話各社がスマートフォンを積極的に販売していますが、このスマートフォンはフルブラウザで従来の携帯電話よりも大量のデータが携帯電話回線上をやりとりされます。従って、スマートフォンが普及するに伴い回線にパンクの危機が近づいているという記事が日経新聞に載っていました。2015年には2010年に比較して26倍のデータ量になるという試算もあるそうです。
これだけデータ量が伸びてしまうと、今のインフラでは支えきることが出来ません。しかし、回線網を拡充するためには多額の費用が必要になることも事実で、携帯電話の各社では対策を取り始めています。
ソフトバンクでiPhoneを使っていると、ソフトバンクの無線LANアクセスポイントも合わせて扱うことが出来るようになります。無線LANアクセスポイントにiPhoneを接続させれば、利用者にとって見れば通信が高速化されますし、また携帯電話会社には自社の携帯電話のネットワーク設備に流れるデータパケットの量を抑えることが出来るというメリットがあります。
iPhoneを使っている限りは自動的に無線LANアクセスポイントにシームレスに接続してくれるので、使っていての煩わしさはあまりありません。非常に使い勝手は良いと思います。人が多い場所で、このようにWiFiのアクセスポイントを増設していくというのは、携帯電話の回線網を守るために大きな効果があると思います。
ソフトバンクだけでは無く、NTTドコモでもこのまま放置すればオーバーフローしてしまう可能性があると危機感を募らせているそうです。NTTドコモでもアンドロイドを搭載したスマートフォンを積極的に販売していますが、これにより、通信量が伸びているようです。
どれだけ快適にデータ通信をすることが出来るかは、スマートフォンを使っている利用者にとっては大きな関心事でもあります。今後、インフラの整備にどの程度のチカラを入れていくかについては、各社の今後の契約者数にも影響がある大きな課題なのではないかと思います。
コメント