東日本大震災以来冷え切っていた株価から日経平均が一時1万円台に復帰(2011年7月)

東証

3月11日に発生した大震災以来、株価は非常に冷え切っていましたが、今日は日経平均が1万円台を一時的に復帰したという明るいニュースが報道されていました。

震災の発生以来、まだ4ヶ月弱しか経過していません。あれだけ、大きな震災でしたので、その影響はかなり長期間に及ぶのではないかと思っていましたが、予想以上に早く回復をしているようです。

しかし、日本では政局の不安など、まだ注視しなければいけない状況が続いていることも事実です。1万円台を超えたところで利益確定売りをする投資家もあり、結局、終値ベースでは1万円台をクリアーすることが出来ませんでした。

今後は、節電による企業経営への影響などが気になりますが、日本経済がどこまで回復するのか、期待しながら推移を見守りたいと思います。

【2025年3月31日追記】

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日経平均株価は一時4万円台を突破

このエントリーを公開した2011年以降、徐々に日経平均株価は盛り返していって、2025年には一時4万円台を付けることもありました。しかし、そんな4万円台も一時的なものに終わってしまい、現在はトランプ大統領による自動車関税の25%追加(27.5%)による経済への不安から日本株は大きく値を落としています。

対米では日本は自動車輸出を多く実施していますが、27.5%もの関税がかかれば、米国内での日本車の価格も跳ね上がることになるので売れ行きに影響を与えることの懸念があります。一方、米国でも物価が高騰しインフレにつながる可能性もあります。

経済への影響は日本だけに留まらず、米国自身も株価の低下という形で影響を被っていて、トランプ大統領の政策がいったいどこに着地するのか、よく判らなくなってきました。

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