そろそろ、地上アナログ放送の停波時期が近づいてきました。平成23年7月24日に停波が予定されています。最初はまだまだ先だと思っていたのですが、もう20日ほど先に停波が迫ってきてしまいました。
アナログの地上波テレビ放送は、テレビ放送の黎明期から続けられてきました。何もまだ、受像機がこんなにたくさん稼働している時期から停波をする必要はないのではないかとも思うのですが、アナログのテレビ放送は一つのテレビ局だけでも、非常に多くの周波数を占有してしまい、ほかの周波数帯が不足してきた中、これ以上、続けることは困難という結論に至った背景も理解出来るところはあります。
ちょうど、加速度的に薄型液晶テレビの値段が下がってきましたので、当初の想像よりは買い替えが進んでいるのではないかと思います。
家電エコポイントの還元率が低下するときにも、薄型テレビの需要がとても伸びました。リビングなどにある1台目のテレビについては買い替えが進んだものの、2台目以降のテレビについては、まだアナログ放送しか受信出来ないテレビが残っている家庭も多いようです。
これから停波の前後には、またテレビの需要が増えるかもしれません。
先日、埼玉県の冬桜の宿 神泉というところに行った際、休憩室に置いてあったテレビを見たのですが、左下に非常に大きな、アナログ放送の停波を案内するテロップが表示されていました。ほとんど、嫌がらせと言っても過言ではない大きさで、番組で通常のテロップを表示してもテロップどおしが重なってしまうような大きさでした。
停波を知らせるために致し方ないとはいえ、少々強引な印象も受けました。一部は苦情が来ているということも聞きますが、確かに理解出来ます。
今後、本当にアナログ放送が停波することになりますが、混乱なく終息させることができるかいなか、気になるところです。
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