マツダ「デミオ スカイアクティブ」の実燃費

　マツダが誇るスカイアクティブ技術を搭載するデミオが発売されてからしばらく経ちます。何と言っても、このクルマが誇るのは燃費の良さです。公称値の燃費では30.0km/L（10・15モード燃費）、25.0km/L（JC08モード燃費）となっていますが、実際はどの程度の燃費となるのかが最も興味深いところです。

　デミオが搭載する「SKYACTIV-G 1.3」は、レギュラーガソリンを燃料とする自動車用量産エンジンとしては史上最高の圧縮比14.0を採用し、特に低回転高負荷領域での高い効率性を実現しているとされています。高圧縮エンジンで発生してしまうノッキングを防ぐために、理想的な燃焼室形状をつくるキャビティつきピストンや、緻密な燃料噴射制御を行うマルチホールインジェクターなどの新技術を採用しているとされています。

　既に試乗記や実際に納品されたユーザーのレポートがネットで情報として公開されはじめましたので、その状況を調べてみました。

　高速道路を80キロ程度走ったときの燃費が紹介されていました。

　☆【みんカラ】 高速燃費…デミスカ｜水曜日が休みです。｜ブログ｜８台目 – 車・自動車SNS（ブログ・パーツ・整備・燃費）

　エアコン25度設定、スピードは遅いトラックを抜く程度ということですので、時速90Kmから100Km程度でしょうか。これで燃費は22.Km/lだそうです。

　こちらも同じく高速道路メインです。東京から仙台までの全長405Kmのコースを走ったそうです。

　☆【みんカラ】 新デミオで燃費チャレンジ｜☆まるも亜希子☆｜ブログ｜まるも亜希子 – 車・自動車SNS（ブログ・パーツ・整備・燃費）

　高速道路は90Km、一般道は50Km程度のスピードでエアコンはOFF、この条件で、28.9Km/lという成績だそうです。

　高速道路メインだと、カタログ値に近いところまでの数字が出ることもあるようです。デミオ・スカイアクティブは純粋なガソリン車で、ハイブリッド車にあるような重いバッテリーやモーターなどの装備はありません。純粋にガソリン車でどこまで燃費が伸びるのかを追求した技術です。

　ハイブリッド車に搭載されているバッテリーなどでコスト高になる分を節約されるガソリン費で回収するのは大変に時間がかかります。ガソリン車でとことんまで燃費を追求するというアプローチは実に興味深い取り組みだと思います。