小田急多摩線の延伸計画が朝日新聞の記事で紹介されていました。小田急多摩線は新百合ケ丘から唐木田駅までを結ぶ路線で、途中、多摩センターなどの多摩ニュータウンのある地域を通ります。しかし、唐木田駅は特にほかの鉄道路線に接続されているわけではありませんでしたので、少し使い勝手が悪い印象がありました。
一方で、同じ多摩センターを通る京王相模原線は調布から分岐して、横浜線の橋本駅まで結んでいますので、使い勝手は良かったです。
この小田急多摩線の唐木田駅から先、途中、横浜線の相模原駅を通って、JR相模線の上溝駅までの間、約8.8kmの間を延伸することについて、検討を進めているようです。
もし、この路線が開通すれば、上溝駅から新宿まで、現在は83分かかっているものが、52分まで短縮することが出来るそうです。
過去の経緯を調べてみると、2000円の運輸政策審議会で今後整備を検討すべき路線として位置づけられたのが最初のようです。そして、2006年8月に神奈川県相模原市にある在日米軍の相模総合補給廠の一部の返還が決まったことから、唐木田駅から相模原市中心部への延伸が相模原市から提案されたそうです。
また、Wikipediaを読んでみると、上溝から先の水郷田名、半原、三ヶ木方面への延伸案なども計画されているようなので、とても楽しみな路線だと思います。水郷田名ではゴールデンウイークの時期に相模川の川辺でたくさんの鯉のぼりを泳がせるイベントを実施していますが、このイベントにクルマが無くても行きやすくなります。
他の案も同時に検討されているようなので、この先、上溝から先のルートがどうなるか、まだ予断が許されませんが、今後の動向が気になる整備計画だと思います。
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