日本列島を縦断した台風15号の影響で関東周辺の交通機関で混乱が発生

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中央線

 沖縄付近で迷走していた台風15号は、9月20日頃に突然向きを東に変えて、日本列島を縦断するような格好で進路を取りました。首都圏は9月21日に大きな影響が出始めました。夕方には首都圏の鉄道がとまりはじめて、中央線や中央総武各駅停車の電車も完全に運転を取りやめてしまいました。3月11日の大震災のときもそうでしたが、JRは運転中止の判断をするタイミングが本当に早すぎると思います。

 それも知らずに会社が終わった後に、新宿駅に行って中央線が止まっていることを知り、愕然としました。午後の6時過ぎには、そんなにつよい風や雨は無かったのに、なぜこのようなことになっているのか、全くJRの考えることは理解できません。

 仕方がないので、先ずは地下鉄丸の内線に乗って、西へ向かうことにします。大震災のときにも、JRは早々に運転の休止を発表したのに対して、丸の内線はかなり早い時間に運転を再開してくれました。東京メトロの企業努力は素晴らしいと思います。

 丸の内線は非常に混雑していて、駅にとまっている時間がどうしても長くなってしまうので、荻窪駅に着くのに、随分時間がかかりました。なんとか、荻窪駅に着いたのですが、中央線は運転を再開している気配がありません。この荻窪駅には西の方に向かうバスもないようで、今一つの感じです。

 荻窪駅駅付近にある飲食店で時間をつぶすことも考えたのですが、ゆっくりと出来そうな店はどこも混雑していたので、気合いを入れて、西荻窪の駅まで運動を兼ねて歩くことにしました。同じことを考えている人はとても多く、歩く人の行列が出来ていました。

 おかげで自分一人では絶対にわからなかったであろう近道を知ることができました。荻窪駅の南口から歩いたのですが、環八を過ぎたところでなぜか神社の境内を通ったり、中央線の高架下にあるスーパーマーケットの横にある通路をすり抜けたり、本当に変わった道でした。

 やがて、西荻窪駅に着くと、中央線の案内板が大幅遅延の表示に変わっていました。どうも、運転を再開するための準備を始めたようです。

 各駅停車の電車よりも先に、中央線の電車がさきに運転を再開しました。西荻窪駅に最初にきたのは高尾行きの電車です。当然のことながら、電車は非常に混雑していましたが、何とか乗り込むことができ、家まで帰ることが出来ました。

【今回の教訓】

 外を見て、この程度ならば大丈夫と思っても、必ずネットで電車の運行状況は確認した方が良さそうです。

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