レスポンスのサイトでニュースを読んでいると、ハイブリッド車はガソリン車よりも衝突安全面で有利だというアメリカの調査結果が発表されたという記事がありました。
米国で販売されている25のハイブリッド車について、2002年から2010年までの9年間に発生した自動車同士の衝突事故のデータを分析したのだそうです。
ハイブリッド専用車しかないプリウスやインサイトなどを除き、同じ車種でガソリン車とハイブリッド車が両方ともある車種を調査の対象としています。ハイブリッド車で衝突事故を起こした際に乗っている人が怪我をする確率は同一車種のガソリン車と比較すると25%低いという結果になっています。
なぜ、ハイブリッド車の方が怪我をする可能性が低いのかというと、ガソリン車に比較してハイブリッド車にはバッテリーなど追加の部品が多数装着されていることにより、約10%ほど重くなっていることに起因しているとしています。この重さが衝突事故の際に乗っている人の衝撃をやわらげる効果があるのだそうです。
ただ、ハイブリッド車を運転している人は、「どちらかというとおとなしめの運転をする人が多い」等、何か別の原因も絡んでいるのではないかという気もしますが、真実はよく判りません。
ハイブリッド車は低速時にモーターだけで静かに走行する車種もあります。この静かさのために歩行者と接触事故を発生させる確率もガソリン車と比較すると多いそうです。同じ車種のガソリン車とハイブリッド車で比較すると、ハイブリッド車は20%も歩行者との接触事故が多いと報告されていました。モーターで静かに走行している際には疑似音を鳴らすといった対策が検討されていましたが、こちらは早急な対策が必要かと思います。
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