アイルランドのStatCounterという会社が2011年12月15日に世界のWEBブラウザの市場に関しての調査結果を発表しています。この発表によると、11月の第四週にグーグルのChrome15が初めてマイクロソフトのInternet Explorer 8を抜いて、バージョン別の首位になったそうです。この期間、Chrome15のシェアが23.6%、そしてIE8のシェアが23.5%でした。
当初はインターネットで使用するブラウザはOSとは別物の一つの市販アプリケーションとして市場を形成していました。少なくともWdinwos95が販売される前、まだWindows3.1が世間では使われていた時代には、ブラウザはNetscape Nvigatorを使用するのが一般的でした。当時は1ライセンス6000円で販売されたいたようです。
ところが、Windows95ではTCP/IP接続に必要な仕組みがOSの中に取り込まれました。また、Windows Plus!を合わせて購入することで、Internet Explorerが手に入るようになりました。
このPlus!には日本語版ではIE2.0が収録されていました。その後、WindowsにはIEも標準で添付されるようになっていきます。最初のバージョンではIEよりもNetscapeの方が使いやすかったのですが、IEもバージョンアップを繰り返すにつれて徐々に使いやすくなり、OSに標準添付されてくるブラウザを誰もが使用するようになりNetscapeを購入する人は少なくなっていきました。
こうして、IEのシェアが圧倒的に高くなる時代が来ます。
その後、この状況に変化が出たのは、Firefoxです。タブブラウザにより簡単に色々なサイトを閲覧できたり、拡張機能(アドオン)により、自分好みのブラウザに簡単にカスタマイズできるところが受けました。私もこの時期にはFirefoxを個人用には使っていました。
ただ、会社のパソコンでは、会社が提供しているアプリケーションとの親和性を保証するため、IEを使い続けています。
その後、グーグルから新しいブラウザであるChromeが提供されました。Firefoxは度重なるアップデートで若干、スピードが犠牲になっている面があったのですが、Chromeはスピードに力点が置かれていました。また、Firefoxと同様に拡張機能により色々と機能を追加することが出来る点は同じです。
私も現在ではChromeを常用しています。やはり使いやすくて手放せない存在になってしまいました。機能追加も頻繁に行われていますので、今後はどんな形で進化していくのかが非常に楽しみです。
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