ソニーが1月10日に発表した情報によると、次世代のLEDディスプレイであるCrystal LED Displayという商品をラスベガスで実施される展示会に参考展示するそうです。このディスプレイはR、G、B(赤、緑、青)の微細なLEDを使って画素を表現する方式で、画素そのものが点灯する自発光方式のディスプレイです。600万個ものLEDが配置されているそうです。
背面からライトで照らし出す方式のテレビと比較すると、高コントラストの映像を表示することが可能です。明所コントラストは液晶テレビの3.5倍と発表されています。展示される機械は55V型の大型ディスプレイで、フルHD解像度になっています。
液晶テレビとの画質の比較はこちらに出ていました。
☆あつともBlog ヽ( ´・ω・)ノ : ソニーが新開発した「Crystal LED Display」正直興奮が止まらない。早くこの目で見てみたい。
信じられないほど高画質です。これだけの画質をもったテレビであれば、昔のトリニトロンのように一般のテレビよりも多少は高くても売れるのではないかと思います。
また、省電力であることも特長です。現実的な動画を表示しているときの消費電力は、一般的な同サイズのLEDバックライト液晶テレビの半分以下とされています。
まだ、本技術を使用した量産品がいつ頃出てくるのかは判りませんが、非常に興味深い商品だと思いました。ソニーでは以前は次世代テレビとして有機ELテレビに力を入れていましたが、今回発表されたCrystal LED Displayも含め、色々な選択肢があるということは良いことだと思います。
現在の液晶テレビは低価格化が凄い勢いで続いており、もはや日本のメーカーでは利益を出すことが困難な状況になっています。そのため、ソニーやパナソニックといった会社ではたいへんな状況が続いています。今回発表されたような高画質、低消費電力のテレビを通じて、日本の家電業界がまた盛り上がって欲しいと思います。
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