銀塩フィルムの消滅に伴い米国のコダック社が破産法申請

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kodak-コダック

以前より経営不安が噂されていた米国のイーストマンコダック社が19日に破産法の適用をニューヨーク連邦地裁に申請しました。


コダックは約130年もの歴史を誇る老舗企業で、写真フィルムでは代表的なメーカーの一つでした。しかし、銀塩フィルムが使われなくなり、デジタルカメラが普及していきましたが、うまくその市場の変化にのることが出来ず、業績が低迷してしまいました。

楽天市場で調べてみると、コダック社では下記のようなデジタルカメラも販売していました。

コダック デジタルカメラ

ただ、量販店などでは、なかなかコダック社のデジタルカメラを目にする機会も少なかったような気がします。ただ、日経新聞の記事を読んでみると、1975年に世界初のデジタルカメラを開発したと紹介されています。そのまま、デジタルカメラへ大きく舵を切っていけば良かったと思うのですが、そのまま高収益のフィルム事業にこだわってしまい、デジタルカメラの開発では日本メーカーなどに大きく遅れてしまったそうです。

つなぎ融資を受けながら営業は事業活動は継続するようですが、今後はどのような形で復活の道をたどるのか、気になるところです。

【追記】

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シティグループの支援を受け再建

今後はシティーグループからつなぎ融資を受けながら再建に取り組みます。プリンタ事業を中核にして、2013年には再建手続きを完了させる目標です。

ただ、日本の市場のことを考えると、プリンタ事業はかなり競争が激しいところです。コダックがプリンタ市場でどの程度の優位性があるのか、なかなか日本の市場だけを見ていると想像出来ませんが、厳しい分野であることだけは間違えないようにおもいます。

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