日立製作所は1956年から一貫して続けて来たテレビの自社生産から今年の9月までに撤退すると発表したことが朝日新聞で報道されていました。今後のテレビの生産については、台湾や中国にある海外メーカーに全面的に移管してしまうそうです。ただし、開発や販売といった面では日立のブランドは維持します。ということは海外メーカーで製造したテレビをOEM製品として輸入して、日立のブランド名をつけて売るということなのでしょう。
ソニーやパナソニックなどでテレビ事業が大きな足かせになっていましたが、日立でも例外ではなかったようです。日立はハードディスクレコーダーをテレビに付けた製品など、どちらかというと高付加価値の製品で勝負に挑んでいるように見えていましたが、やはり限界はあったようです。
今まで国内でテレビを生産していた工場については別の製品の製造で稼働を続けるため、雇用はそのまま確保されると報道されていましたが、今まで日本の代表的な製品であったテレビが国内で製造されなくなってしまうのは非常に残念なことです。
今後、国内家電メーカーがどのような事業展開をしていくのか非常に気になる状況になってきました。
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