4月26日に東京の渋谷駅前にヒカリエという複合商業施設がオープンしました。24日に報道関係者向けの施設公開が実施されて以降、テレビではかなりの頻度でヒカリエが紹介されています。
渋谷ヒカリエ
こちらの建物は地上34階、地下4階建てとたいへんに大きな建物で、この中には200にもおよぶ各種ショッピングの店舗の他にレストランのフロア、2000人が収容できるミュージカルの劇場、オフィスフロアなどがあります。
ショッピングフロアについては特に20代から40代の女性をメインのターゲットにしているそうです。
ヒカリエがオープンした場所は昔は東急文化会館がありました。ここには、五島プラネタリウムという施設がありました。
今では各自治体が競ってプラネタリウムをオープンさせていますが、当時としてはとても立派な施設で、小学生のときには先生に引き連れられて、こちらに来たことを覚えています。その東急文化会館がこんな形で綺麗なビルに生まれ変わったのは、何となく不思議な感じもします。
私自身、渋谷は20代前半までは、とても好きな街でした。街が比較的コンパクトでロフトや東急ハンズといった面白いお店があったり、何か色々な発見がある街でした。しかし、就職して家族ができると、ほとんど渋谷には行かなくなってしまいました。若者が街にあふれるようになって、何となく場違い感が感じられるようになったからだと思います。
東急としては、109は10代くらいの人がターゲット、東急百貨店が50代以上の富裕層がターゲットとされており、ちょうど20代から40代までをターゲットとしたお店が空白になっていたので、今回のヒカリエが企画されたとテレビでは紹介していました。
しかし、渋谷駅と渡り廊下で直結されているとはいえ、繁華街とは逆側になってしまうので、オープン当初の賑わいがいつまで続くかが最も気になるところになります。
東急でも東横線が地下鉄副都心線に接続されるなど、渋谷の街の機能が従来と変化することになりますので、今後の渋谷という街がどう変化していくのかも興味深いと思います。
【2020/09/13追記】
竹内まりやさんと渋谷
竹内まりやさんの名曲「駅」は以前の東急東横線 渋谷駅のホームが舞台になっていたと山下達郎さんが明かしたことをテレビで紹介されていました。
【2023/01/31追記】
渋谷東急百貨店本店が閉店
東京渋谷で約半世紀にわたって営業を続けてきた東急百貨店本店が2023/01/31に閉店しました。跡地には地上36階建ての複合施設が建設されます。
時代の変化とともに、渋谷はまだまだ急速に姿を変えていくことになりそうです。
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