昨年の12月に日経ビジネスオンラインが、ドコモ来年夏にiPhone参入という報道をしてからすでに時間が経ってしまいましたが、4月27日に実施されたNTTドコモの決算説明会で社長からiPhone発売に関する認識が説明されたそうです。
その内容としては、dメニューを展開できない、ボリュームコミットメントが飛んで来た場合、ドコモの基本戦略にあわなくなるなどを理由に、iPhoneを取り扱う可能性は、現状だとなかなか厳しいというものでした。
ボリュームコミットメントという縛りがアップル社から課せられているのか否かは実際にはわからないところではありますが、もしもドコモがiPhoneをボリュームコミットメント付きで受け入れたとすると、スマホの販売はiPhoneを中心にせざるを得なくなり、dメニューなどドコモのサービスが提供しにくくなることを恐れているものと思われます。
また、MNPによる転出のうち、iPhoneが欲しいがために転出した人の割合は2割にとどまっており、ドコモがiPhoneを発売していないことに伴う影響はそれほど多くないという見解も持っているようです。
私自身は少し前までは、ドコモからもしもiPhoneが発売されたら、ドコモの回線に乗り換えたいと思っていました。ソフトバンクの回線だと、少し人里離れたところになると、回線が使えなくなってしまうことが多かったためです。しかし、最近では不満に思うことがかなり減ってきました。ソフトバンクでは全国で3G回線が使えるエリアの拡充に力を入れてきましたが、その成果が出てきたのかもしれません。もしも、ドコモからiPhoneが発売されたとしても、よほどドコモのプランに魅力が無い限りは、このままソフトバンクを使い続けることになるのではないかと思っています。
iPhone5の発売が近いのではないかという話しもチラホラと聞こえてくるようになってきました。SiriはiPhone4Sで搭載したので、iPhone5がどんな方向へ進化するのか、今の所は見えてきません。今後の動向に注目したいと思います。
【2024年10月2日追記】
結局、NTTドコモはiPhone5sの新発売と合わせて、iPhoneの取り扱いを開始しました。私もNTTドコモにMNPで乗り換えて、iPhone5sを入手しました。こちらで紹介しています。
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