アクアリウムをやっていると、飼育水のろ過をどのように行うかは一つの大きな課題です。120cmの水槽ではエーハイムの2278、およびエーハイムの2217という2台の外部ろ過装置を使って、飼育水を綺麗にしています。2台使っていると、片方の外部ろ過装置を掃除してろ過バクテリアにダメージを与えてしまったとしても、もう一台のろ過装置が濾過を続けてくれているのでダメージは最小限で済むところがメリットです。
このろ過装置の中にどのようなろ材を入れるかによっても、ろ過の効率は大きく変わってきます。出来るだけ、モーターに負担をかけないように水の流れを妨げすぎることはなく、表面積が出来るだけ大きくてろ過バクテリアがたくさんのコロニーを作ることが出来るような構造になっていることが重要です。
エーハイムでは自社でろ材も販売しており、ろ過装置の下から上に向けて、どのような順番でろ材の種類を変えたら良いかまで厳密に説明書などでは記載していますが、エーハイムの純正ろ材はそれなりに値段が高いことと、ろ過用の綿は目詰まりしやすく頻繁な清掃は欠かせなくなってしまうため、好みのろ材に変更している人も数多くいます。
私も過去から色々なろ材を使ってきました。昔はシポラックスというろ材が人気を誇っている時期があり、今でもこのシポラックスは残っています。シポラックスはいわゆるリングろ材と言われる物で、水の通りが良いことと、ろ材に細かな穴が数多く空いていることから表面積も出来るだけ多くなるように製造された商品です。調べてみると、今でもスタンダードな商品として売られていました。
ただ、値段が少し高いところが課題です。
このシポラックスは確かにこれは効果が高いろ材だと当時は思いました。しかし、長年使い込んできた中で、かなりろ材がやせ細ってきており、そろそろ交換しなければいけません。
そこで、交換用のリングろ材を楽天市場で探してみたところ、当時とは比べものにならないほど、多くのリングろ材が販売されていました。値段も安い物がいろいろあります。その中で、最も気になったのがこちらの商品です。
15リットルもの「ろ材」が入っているにもかかわらず、この値段で購入出来るというのは驚いてしまいます。
まずは購入してみました。数日で大きな段ボール箱が届きました。
段ボールの中には5リットルが一袋で三袋分が入っていました。まずは、そのうちの一袋をあけて、バケツの中に入れてみました。そして、水をはって余分な粉を洗い流します。
リングろ材を見てみると、シポラックスほどの多孔質ろ材という感じはしませんでしたが、それでもたくさんの穴は空いていそうです。リングろ材の中にはほとんど穴が空いていないようなものもありますが、今回の商品であれば一定の効果はのぞんでも良さそうです。
エーハイム2217およびエーハイム2078の中で、細かくなってしまいろ材の目詰まりの原因になりそうなろ材だけを出して、こちらのリングろ材に取り替えてみました。特にエーハイム2217では流れがかなり改善されたようで、流量が極端に改善されました。これでしばらく様子を見ていきたいと思います。
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