◇横浜環状北西線
横浜に新しい高速道路が計画されていることが8月17日に報道されていました。都市計画事業として認可されたことを受けて、横浜市と首都高速道路株式会社が記者会見を実施しました。
この高速道路が出来ると、羽田空港から東名高速までが30分で結ばれます。建設が予定されているのは、横浜市都筑区にある東名高速道路の横浜青葉インターチェンジから第三京浜の港北インターチェンジまでの区間です。横浜環状北西線という自動車専用道路です。そもそも1998年の横浜青葉インターチェンジが開通した当初からこの道路自体の計画はあったそうです。
この横浜環状北西線は片側二車線の道路で、総延長は7.1Kmを計画しており、このうち4Kmは地下を通る計画で、完成は2021年度を計画しています。総事業費は2200億円、横浜市は620億円を負担するそうです。
こちらに公式サイトがありました。
◇横浜環状北線
すでに横浜環状北線については建設が進んでいます。こちらは港北インターチェンジから生麦ジャンクションまでをつなぐ路線で2016年の完成を目指して建設されています。今後建設が始まる北西線、すでに建設が始まっている北線の両方が完成すれば、東名高速道路から首都高横羽線および首都高湾岸線へのアクセスが非常に良くなります。
◇保土ヶ谷バイパスの渋滞緩和
現在、東名高速道路を厚木の方向から東京に向かって走っているとすると、羽田空港の方へ行くとすれば、横浜町田から保土ヶ谷バイパスを通るルートがあります。しかし、こちらの保土ヶ谷バイパスは慢性的に渋滞していることが多く、通過するのに時間がかかってしまいます。もしも、横浜環状北西線、北線が完成して交通が分散されれば、保土ヶ谷バイパスの渋滞も緩和が期待できます。現在は1日17万台もある通行量が14万台に軽減されると予想されています。
◇都心環状線の渋滞緩和
同様に東名高速道路を東京インターチェンジまで行き、そのまま首都高3号線を通って、羽田空港方面に行くルートもあります。また、東名高速道路から浦安方面に行きたければ都心環状線を通るルートが一般的ですが、もしも横浜環状北西線と北線が完成すれば、東名高速道路から湾岸線にそのまま出て、都心環状線を通る必要が無くなります。つまり、都心環状線の渋滞も緩和される効果が期待できます。
【2021年5月19日追記】
横浜環状北線を利用
アクアラインで千葉から川崎まで戻ってきた際、都心方向が大混雑だったので、横浜環状北線を使う機会がありました。こちらでレポートしています。
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