KDDIが12月からAppleのiPhone向けに、月額定額のコンテンツ利用し放題のサービスを始めることを、日経ビジネスオンラインが報じています。
Android OS向けには、auスマートパスとして、すでに指定されたアプリケーション使い放題のサービスを実施していて、利用者数をどんどん伸ばしています。500本以上のアプリやクーポンなどを取り扱っていて、加入者数は200万人を超えています。これをiPhone向けに広げたイメージになります。
ただ、iPhoneではアプリのダウンロードについては、AppleのAPPStoreからしかできない仕組みになっているので、auが独自にアプリの配信基盤を提供することができません。
そこで、今回のサービスではauスマートパス上に、ウェブ形式のコンテンツを充実させることで、iPhoneでも使えるようにして行くそうです。
ただ、ウェブ形式のコンテンツではアプリと比較するとできることに限度があるので、たとえAndroid向けのauスマートパスと同じ、月額390円となったとしても、あまり、お買い得感を演出できないかもしれません。
ソフトバンクもYahoo!プレミアムの延長で、iPhoneなどに向けたコンテンツ利用し放題のサービスを開始することが先日、同じ日経ビジネスオンラインで報じられていましたが、こちらのサービスとどちらが充実したものを提供できるかが、鍵になるのではないかと思います。
【2012/09/23追記】
日経ビジネスオンラインの記事の通り、auから9月21日にiPhone向けのauスマートパスについて発表がありました。新たにWebサービスが追加されて、ニュース、天気、ゲーム、辞書などのコンテンツが2012年の年末までに約200コンテンツが提供される予定です。
提供されるコンテンツの例として名前があがっていたのは、
・「365誕生日大占術」(月額315円相当)
・「NAVITIME for auスマートパス」
・「WIN!競馬」(月額315円相当)
・「ウェザーニュース タッチ」
・「旺文社辞典for web」(月額105円相当)
・「名探偵コナン推理ゲーム」(月額315円相当)
などがあげられていました。WEBアプリということで日経ビジネスの記事の段階ではあまり魅力を感じていませんでしたが、実際のauからの発表を見てみると、興味を持つことができる内容だと思います。
また、オンラインストレージは10GBの容量が提供されます。
利用料金については、2012年の12月末までは期間限定で無料になります。今回のサービスの対象になるのは、2011年10月以降に新規・機種変更・MNPでauのiPhoneを購入した利用者になります。
アップル社とは課金の方法などについて調整をしているようですが、2013年からはどんな形でサービスを進めることになるのか、非常に気になるところです。
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