Newsweek日本版の記事を読んでいると、そのコラムの中に、「楽天はタブレット端末でアマゾンと勝負せよ」という記事がありました。
楽天のKobo日本発売後の騒動について触れたあと、アメリカの電子書籍業界では、電子インクを使うリーダーはすでに過去のものという扱いを受けていることに触れて、楽天もタブレット端末に対応させるべきだという展開になっていました。
私自身はKoboを実際に使ってみて、iPhoneと比較すると格段にレスポンスが悪いことを除いては、特段の不満を持っていません。むしろ、バッテリーが1ヶ月近く使うことができるという安心感、電子インクという特性からくる文字の読みやすさや目の疲れにくさについては完全に電子インクの機器に軍配が上がると思っています。
例えば、iPhone自体向けに、Kindleのアプリケーションが公開されていたり、さらには青空文庫向けのリーダーが公開されていたりもするので、これを使って本を読んでいた時期もありましたが、みるみるうちにバッテリーが減ってしまうこと、そして画面の輝度を下げても、まだ目が疲れてしまうことは感じていました。
私自身の使い方から考えると、外出先でのメール送受信やウェブブラウジングなどの用途には従来通りにiPhoneを利用して、電子書籍を読むときには電子インクを使ったリーダーで読むという形が一番良いのではないかと思っています。
Koboについても、iOSやAndroidに対応した電子書籍リーダーを発売する予定はあるようです。このアプリケーションが発売されたとき、消費者がどのような方向に動くのかが気になるところです。
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