120cmの水槽で外部ろ過にはエーハイムの2078およびエーハイムの2217の二台を接続しています。
エーハイム2217は導入してから5年程度、そして、2078は2年程度が経過しています。どちらも運転音が大きくなることもなく、非常に順調に稼働を続けています。ドイツの工芸品は非常に精巧で品質が良いと聞きますが、まさしくこちらのエーハイムの製品は期待を裏切らない出来栄えだと思います。
以前、日本の某社が輸入代理店を実施していた頃は、目を疑いたくなるほど値段が高かったのですが、今では値段がとても手頃になっています。この品質でこの値段であればまったく問題ないのではないかとも思います。
エーハイム2078には流量がどの程度を維持しているかを示すインジケーターが付いているので、パネルを見るだけで簡単にコンディションを知ることができます。流量が最大になるようにセットしているのですが、緑色のランプがどうしても2個つきません。ろ材の目詰まりやホース内部の汚れ等が原因で流量が落ちていることを示しています。
1週間から2週間に一回は吸水口につけてあるP2フィルターのスポンジを揉み洗いしたりしているのですが、最近、ランプが全点灯することがなくなりました。そろそろ、フィルターの内部を開けて掃除をする必要がありそうです。
2078は非常にメンテナンスが行いやすい構造になっていて、ホースの着脱もワンタッチ、そして、蓋を外すのも簡単です。一番上に荒目のスポンジがセットされているので、本来はP2フィルタをセットする必要もないのでしょう。
ろ材はコンテナに入っていますので、上からコンテナを一つずつ取り出すことができます。ろ材には微生物がすみ付いているので、水道水で掃除をすると濾過能力が大きく落ちてしまいます。また、汚れを徹底的に落とすのも厳禁です。汚れに見えるものそのものが、バクテリアのコロニーになっているためです。
そこで、今回はバスケットにろ材を入れたまま、水槽の水で汚れを軽く洗い流す程度にしておきました。この程度ても水がろ材の隙間を通る余地さえできれば流量は確保できます。インペラー周りも本来は掃除をした方が良いのですが、折ってしまった苦い経験もあるので、今回はインペラー周りには手をつけませんでした。ここまでで再度セットしたところ、今度は流量がMAXになりました。
ホースの中も汚れて来ているので、今度は時間を作ってホースの中を徹底的に掃除しようと思います。
【2015/05/16追記】
また、流量が落ちてきたので色々調べている中で判ったことが一つあります。ホースアダプターを外すときに操作する流量を落とすためのレバーがありますが、このレバーの状況によって流量が落ちてしまいます。特に長年使っていると、レバーを完全に開いているように見えていても、実はホースアダプターの内部では多少、遮断されてしまっている場合があります。
レバーの動作自体が徐々に固くなってしまうので、この動作を改善することで流量が改善することがありました。具体的にはホースアダプター内部のメカニカルに動く部分にワセリンを塗るとレバーの動作が劇的に改善します。この状態でレバーを左右に何回かゆっくり動かし、またフィルターを動作させるだけで流量が復活しました。
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