中央道の笹子トンネルは天井板の崩落事故のあと、12月29日に下り線のトンネルのみを使った対面通行で暫定的に開通しました。しかし、このトンネル内で12月30日、および12月31日に立て続け事故が発生してしまいました。
12月30日に発生した事故はクルマ5台が関係する事故で、12月31日に発生した事故はトンネル内で渋滞のため停止していたクルマの後方から、それに気がつかずにクルマがぶつかってしまったために発生したクルマ4台が関係する事故だったようです。4台の玉突き事故になったことを考えると、それなりのスピードのままでぶつかったものと思われます。
各紙の記事によれば、
・規制による通行量の増加
・一車線規制による渋滞
の二つが事故の原因ではないかと分析されています。
記事によっては高速道のトンネルで対面通行になっていることは無いのでこれが原因ではないかとする記事もありましたが、一般道も含めて考えると対面通行のトンネルはたくさんあるので、これが原因とは考えにくいように思います。
トンネル内の速度は40Kmに規制されており、また、誤って対向車線にクルマが出ることが無いように、センターラインは黄色に塗られて、しかも5mおきにポールを新たに立てています。
以前は笹子トンネル内で渋滞を発生させないように、対策を実施していた時期があると聞きます。このときと同様な対策をとる必要があるのかもしれません。
☆笹子トンネルの謎
一方で1月2日には各地方から東京へ戻るクルマでUターンラッシュがありました。笹子トンネル付近でも上り線で大きな渋滞が発生するのではないかと予想されていたのですが、実際には予想を大幅に下回る渋滞になったそうです。予想では2日の午後6時に45キロの渋滞が予想されていましたが、同時刻で5キロ程度の渋滞でした。これは、中央道の渋滞を避けるクルマが東名道や上信越道に迂回したためと思われます。従って、東名道や関越道では渋滞が発生しました。特に東名では午後から50Kmを超える渋滞になったそうです。
まだ、笹子トンネルの上り線に関する正式な開通日時は発表されていません。急ピッチで復旧工事が実施されているものと思われますが、早く開通すると良いと思います。
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