ITproの記事を読んでいると、AmazonがKindle TVを準備しているという報道がありました。家庭用テレビと接続して利用するセットトップボックスのようなもののようです。Apple TVと似ている商品でしょうか。
Amazon.comでは、すでにビデオ配信サービスとしてAmazon Instant Videoを提供しています。このサービスはKindle FireやiOS,Xbox360などのゲーム機などで利用できます。このInstant Videoを家庭用テレビで見られるようにするためのSTBという位置づけです。
これから先、CDやDVD、BDなどのメディアを購入する人は徐々に減って、インターネット経由でストリーミング映像をオンデマンドで楽しむような使い方が増えていくものと想像できます。このとき、Amazonとしては業界の有利なポジションにいたいという気持ちが強いのでしょう。
私自身はAmazon Instant Videoを今まで使ったことがありませんでした。調べて見ると、日本ではまだサービスが開始されていないようです。ある一定額を払うと、提供されているコンテンツが見放題になるということなので、huluと競合するようなサービスなのではないかと思います。また、一本単位で購入する機能もあるようです。15万本以上のコンテンツがあるということですので、かなりの数です。
Amazonのセットトップボックスは2013年中に市場に投入される予定のようです。ただ、その際に日本が対象となるか否かはわかりません。
Amazonは元々はインターネット上の本屋さんとしてスタートしましたが、今では家電やファッションなども含めて、とてもたくさんの種類の商品が扱われています。
さらには、電子書籍の普及にめがけて、Kindleで市場に参入しました。まさか、Amazonからハードが売られるとは思っても見ませんでした。今度のSTBはその延長とも言える商品です。これから先、Amazonがどんな企業に変貌を遂げていくのか、非常に気になるところです。
【2020/08/04追記】
この記事を書いてから6年が経過します。Amazonの動画配信サービスはAmazonビデオのほか、プライム会員むけにAmazonプライムビデオが提供されています。このAmazonプライムビデオはプライム会員になるだけで公開されているコンテンツが見放題になるので、かなり太っ腹なサービスだという印象です。プライム会員の年会費は4900円、これでプライム会員向けの各種サービスが利用できるのでお得なサービスだと思います。
また、セットトップボックスとしては、Fire tvシリーズが発売されています。テレビのHDMI端子に接続しておけばAmazonプライムビデオのコンテンツをテレビの大画面で見ることができるので便利です。
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