JR九州で今年の10月から観光地を巡る「ななつ星」という豪華列車の運転を計画していて、予約が始まると申し込みが殺到、大変な人気になっています。このような状況を反映してか、JR東日本でも豪華列車の建造が進められようとしています。そして、早ければ3年後の平成28年春からの運行を計画しているそうです。
列車は個室で構成されていて、全室がスイートルームのような高級感のある空間を目指します。定員は35名程度を想定しているようです。ちなみに1両あたりの部屋数は2室から3室とされているので、かなり広い部屋になるのではないかと思います。また、二段階の部屋があると紹介されていました。
とすると、一人あたりの参加料金はかなりの高額になるものと想定されます。料金は未定ですが記事には数十万円になるのではないかと書かれていました。列車はクルーズトレインと名付けられています。愛称は別途決定されるのでしょう。
車両は全部で10両編成、そのうち6両を個室に充てるということですので、残りの4両は共用空間ということになります。一両が食堂車、一両がラウンジカーのような車両だとすると、残りの車両はどんな用途になるのかが気になるところです。
JR東日本のプレスリリースでは
この列車によるご旅行において、これまでの鉄道の旅にない、上質で洗練されたサービス・お もてなしや特別感のある非日常的な体験を提供する事で、ご利用のお客さまに感動体験をし ていただける旅を提供して参ります。
と紹介されていました。
そして、この車両を使って、JR東日本の管内を数日間かけて巡るようなコースを想定しているようです。JR東日本の管内には東京のような大都市から、日光、仙台、平泉、秋田、盛岡、八幡平、三陸といった温泉や世界遺産にも指定されている観光地などが多数点在していますので、これらを数日かけて巡るコースは色々なものができるのではないかと思います。
国内の富裕層を中心にした需要や、外国からの観光客も呼び込めるものと思います。最近は人が大都市に集中してしまい、地方都市の元気がだんだんなくなっていく傾向にあったので、色々な手段で日本の素晴らしい場所に観光客が行きやすくなることは、とても良いことだと思います。
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