ホンダはフィットの新型車を投入することを以前より予告していましたか、今回正式に燃費が発表されました。この発表によれば、その燃費の進化は凄まじいことになっています。
従来 26.4Km/L
新型 36.4Km/L
現行車のなんと38%の燃費向上です。
今までハイブリッド車において燃費トップであったクルマはトヨタのアクアですが、こちらは、35.4Km/Lでした。これよりも、同じガソリン1リットルで1Km余分に走ることができます。
今までのホンダのフィットと比較すると、モーターの出力が2倍、リチウムイオン電池を採用して、バッテリー容量も二倍となっています。
従来はIMAと呼ばれるハイブリッドシステムを搭載していましたが、今度は、i-DCDと呼ばれる新しいハイブリッドシステムを搭載しました。以前はモーターだけでの走行はできずに、あくまでもガソリンエンジンを保管する程度のモーターでしたが、今度は走りだしのときなどは、モーターだけでの走行になるようです。
また、時速60Km程度までは、クルーズ状態になるとエンジンが停止してモーターのみでの走行になるというCARwatchのレポートもありました。色々な工夫が行われているようです。
日本ではこの9月に発売されることが予定されていますが、ただでさえフィットは使いやすいクルマとして売れているのに、さらに世界最高燃費ということになれば、まだ、価格は発表されていませんが大人気になるのではないでしょうか。フィットお得意のセンタータンクレイアウトによる広い居住空間の確保などの特徴はそのまま継承されるようです。
ホンダの開発担当者は、「形を変えるなどすれば燃費40Kmは達成できたがバランスを考えた」という発言もあったようです。まだ、燃費合戦に対する余裕はあるともとれる発言です。
一方で迎え撃つ形になるトヨタについても、燃費世界一の座を簡単にホンダに明け渡すとも思えません。アクアのマイナーチェンジなどによる燃費世界一の座の奪還を考えているのではないでしょうか。
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