
旧国鉄時代の昭和37年1月から52年にわたって鉄道関係の展示を行って来た、大阪の交通科学博物館が平成26年4月6日をもって閉館することが、西日本旅客鉄道株式会社および交通文化振興財団から発表されました。
交通科学博物館の閉館
東京神田にあった交通博物館と双璧をなす施設で、私も10年ほど前に一回だけ行ったことがあります。なかなか、東京の旧交通博物館、大宮の鉄道博物館では見ることができないものもたくさん展示されており、非常に貴重なものを見ることができました。
展示されている実物車両は、0系新幹線、7100形蒸気機関車「義経号」、キハ81形ディーゼル特急、ML-500形リニアモーターカーなど、非常に貴重な車両が多数展示されています。
梅小路蒸気機関車館(京都鉄道博物館)と一体化
今後は京都にある梅小路蒸気機関車館と一体化して、新たな鉄道博物館が建設される予定になっています。こちらは、2016年春に開設される予定です。現在、交通科学博物館に展示されている車両や収蔵資料に関しても、そのまま新しい鉄道博物館に移設展示される予定になっています。
また、今回の閉館決定に伴って、普段は展示されていない収蔵資料を見ることができる企画展が、平成25年9月21日から開始されることもあわせて発表されました。こちらの企画展もどんな展示になるのか気になります。
【2014年3月3日 追記】
京都鉄道博物館
2016(平成28)年の春、京都駅近くの梅小路エリアに新しい鉄道博物館が誕生します。鉄道科学博物館が閉館した後は資料を移設し、梅小路蒸気機関車館と一体となって鉄道の総合博物館となります。その名称は「京都鉄道博物館」に決まりました。
京都鉄道博物館の基本コンセプトは「地域と歩む鉄道文化拠点」です。
京都鉄道博物館の展示車両
扇形機関庫内
- 8620型8630号機
- C62型2号機
- C61型2号機
- D51型200号機
- C57型1号機
- C56型160号機
- B20型10号機
- 1070型1080号機
- 9600型9633号機
- C11型64号機
- 7100型7105号機
- C62型1号機
- D51型1号機
- C55型1号機
- C58型1号機
- D50型140号機
- D52型468号機
- C59型164号機
- C53型45号機
- C51型239号機
その他の展示車両数
その他、本館に12両、トワイライトプラザに6両、プロムナードに12両、展示引き込み線に3両の車両、合計で53両が展示されています。
大宮の鉄道博物館は展示車両数が42両なので、京都鉄道博物館が車両数では最大規模ということになります。
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