北京首都空港から羽田空港へ戻る全日空機に乗りました。登場手続きをする際に、通路側の席を希望したところ、機体の一番後ろの席の通路側が空いていると言います。ただ、一番後ろの席は気が進まないので、悩んでいると、非常出口の前の窓際の席を推薦してくれました。
非常口座席は前がちょっとした空間になっていますので、足を思いっきり伸ばすことができます。非常口座席に座るのは今回が始めてです。こちらの写真が、座席の前の空間です。完全に足を投げ出すことができます。
搭乗が始まり、シートに座ると、客室乗務員の人から緊急脱出時の援助について依頼を受けました。詳しくはこちらに紹介されています。
・乗務員が非常口を完全に開放するまでの間、他のお客様を制止すること
・乗務員の指示に従い、機外が安全であることを確認して非常口を操作し開放すること
・脱出スライドが膨らんだあと、他のお客様を速やかに脱出させること
・脱出スライドまたは脱出口下において後から脱出する他のお客様を援助すること
・速やかに機体から離れて遠くへ避難するよう声をかけること
・その他(必要に応じ、乗務員が具体的に指示させていただきます)
上の援助を実施できない、または援助を実施することに同意しないお客様は非常口に接している列の座席にお座りいただけませんので、係員もしくは乗務員にお知らせください
また、非常口座席は他の座席と比較すると構造が一部違います。前の席や壁がありませんので、テレビモニターやテーブルが右側の肘掛けの下に格納されています。
食事のサービスのときには、こちらから引き出さなければいけないので、少々面倒臭いです。
ただ、コントローラやUSB端子などは全て他の座席と同様に設備としては完備されていました。
飛行機で非常用脱出シューターを使う機会に遭遇する確率はまず少ないとは思いますが、万が一のときに脱出の手助けをする覚悟があれば、ゆっくりとできる分だけ、非常口座席も良いのではないかと思います。
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