9月10日に新型iPhoneの発表会イベントを実施したAppleですが、翌日のニューヨーク株式市場では、証券会社による投資判断の引き下げも響いてApple社の株式に失望売りが出たようです。
その下げ幅は前日比5.44%でした。終値は29.93ドル安い、467.71ドルです。実は9月10日にもApple社の株価は下がっており、2日間での下落率は8%近くでした。
今回の新型iPhoneについては、かなりの情報が事前にリークされており、ほぼ予測された通りの形で商品の発表がありました。
従って、株価としてはすでに織り込み済みだったのではないかと思いますが、市場ではもっとサプライズを伴う発表があると期待していたのでしょうか。
Apple社としては、今回は廉価版のiPhoneも取り揃えることにより、新興国における競争力をあげることも視野にいれた商品構成になりました。高級機で一機種、普及機で一機種までであれば、スティーブジョブスのThink Simpleの思想からも大きくは外れていないようにも思います。
ここまで急速に評価を落とすような状況ではないと思っていたので、今回の市場の反応は私にとっては意外でした。
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