アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスで実施されていた国際オリンピック委員会で、2020年のオリンピックおよびパラリンピックが東京で行われることが決定されました。
今回の開催候補地は、
- 日本の東京
- トルコのイスタンブール
- スペインのマドリード
の三種類が候補地としてあげられていました。9月7日に各候補地はプレゼンテーションを実施しました。
イスタンブールは国内の治安、マドリードは財政問題、東京は放射能の汚染水問題を抱えていました。直前には、この汚染水問題がかなり深刻視されているのではないかと言われていました。
約100人のIOC委員による投票で、1回目の結果が東京が一位、そしてイスタンブールとマドリードの票が最下位で並びました。東京は過半数を取れなかったため、イスタンブールとマドリードの二ヶ国で投票が行われて、イスタンブールが勝利、最後に決選投票で日本とイスタンブールの二つで投票が行われました。この結果、60対36で東京が選ばれました。
イスタンブールは票が低迷するのではないかという予想もありましたが、二位躍進は素晴らしかったと思います。
今回、東京でオリンピックが開催は、1964年に開催されました。2020年のオリンピックは56年ぶり二回目ということになります。
前回のオリンピックに向けては、東京と大阪の間に新幹線が開通したり、都内に首都高速ができたりして、インフラが整備されました。
2020年の開催に向けても、オリンピック関連施設が建築されるほか、老朽化した首都高速対策などで、またインフラ整備が大きく前進するものと思います。この整備に伴う経済効果はとても大きいのではないでしょうか。
東京でオリンピックが開催されることを受けて、9月9日の東京証券取引所における株式の売買で、市場がどのように反応するのかが気になるところです。
【2013/09/11追記】
こちらの招致PRビデオが全世界で良い映像だと話題になっているようです。(動画を削除しました)
【2024年10月30日追記】
新型コロナウイルス感染拡大のため、東京オリンピックの開催は2021年となり、無観客で開催されました。無観客とはいえ、自転車ロードレースは見に行くことができましたので、多摩ニュータウンの聖ヶ丘という場所でレースを見ることができました。
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