フュージョン・コミュニケーションズから、NTTドコモのLTE回線を使った新しいデータ通信サービスのプランが発売されました。
こちらの商品、フュージョンが楽天傘下になってから、「楽天ブロードバンドLTE」と呼ばれているブランドになりますが、今回追加されたのは、月額1960円のライトプラスプランになります。
こちらのプランでは月間2GB(連続した3日間で183MB)までLTE回線を使った高速ブロードバンドを利用することができます。このときの回線速度は、下り最大112.5Mbps/上り最大37.5Mbpsとなっています。
もしも、制約である2GBを超過すると最大256kbps(連続した3日間で183MB超過後は100kbps)となり、まったく通信ができなくなってしまうわけではありませんので、メールやTwitterなど小さなデータのやり取りであれば、何とか使えるのではないかと思います。
こちらのプランでは端末は提供されません。SIMカードのみが提供されます。SIMカードの形状は通常サイズのほかにMicroSIMやナノSIMを選ぶこともできます。手持ちの端末のSIMの形状を事前に確認することが必要です。
端末については、ソフトバンクやauなどの特定の会社にSIMロックされていない端末であれば大丈夫と思われますが、事前に確認しておくと良いでしょう。
プランに申し込んだあとに最初にかかる初期費用は4200円です。今回は新しいプランの発売に合わせて、9月12日の午前9時59分までキャンペーンが実施されます。月額料金が1760円、初期費用が3150円になります。
ある程度、データ通信量が限られている場合は、このようなプランを利用することで、大幅に通信料金を節約することができます。年間にすれば数万円の差になりますので、かなり大きな節約です。
ただ、私の場合はソフトバンクにSIMロックされたiPhoneを使っているので、こちらのプランを使うことができません。今からSIMフリーのiPhoneを入手しようとすれば、10万円前後の費用がかかってしまうこともあり、そのままソフトバンクの契約を続けるつもりです。
9月10日になれば、Appleから新しいiPhoneの発表があると噂されています。この新機種からNTTドコモがiPhoneを扱うような大きな流れがあれば、iPhoneユーザーにも変化が現れるかもしれません。
【2021年3月5日追記】
楽天コミュニケーションズへ
この記事を公開してから8年が経過して、ずいぶんモバイルの世界も大きく様変わりしてきました。フュージョンコミュニケーションズ株式会社は2000年3月13日に日商エレクトロニクスの100%出資で設立されました。その後、2003年にパワードコムから出資を受け同社の傘下になりましたが、2005年にはパワードコムとKDDIの合併に伴い親会社が東京電力となりました。
さらに2007年には楽天がグループ会社を通して東京電力が持つフュージョン社の株式を取得することが発表されています。そして、2015年12月1日付けで、商号を「フュージョン・コミュニケーションズ株式会社」から「楽天コミュニケーションズ株式会社」に変更した。
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