大前研一の「ザ・プロフェッショナル」を読みました。2005年に発売された少し古い本になります。
今まで、漠然として使っていた、「スペシャリスト」という言葉と「プロフェッショナル」という言葉をこの本の中ではきちんと定義しています。
この定義はとても分かりやすく、共感できる内容でした。特に、プロフェッショナルは専門性の高い知識とスキル、高い倫理観はもとより、例外なき顧客第一主義、飽くなき好奇心、そして厳格な規律を守るというのは、その通りだと思います。
書籍の中は、
先見する力
構想する力
議論する力
矛盾に適応する力
に分かれて、プロフェッショナルである人材が持つべき力が事例を踏まえながら紹介されています。
中には、「イノベーションのジレンマ」からの引用や銀塩フィルムからデジタルカメラへの急激な変化に伴う企業の対応やiTunesストアへの変化など、有名な事例も交えられていました。
最近読んだ本の中では、内容も整理されていて、共感できる部分も多く、知識を体系化するには最適な書籍でした。
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