9月8日(日曜日)の夜、テレビを見ていると、トヨタのアクアのコマーシャルが頻繁に流れていました。
特に燃費性能などの紹介はなく、富士山を背景に「日本のハイブリッド車」という印象を一所懸命に消費者に植え付けようというイメージコマーシャルです。
私がテレビで見たのは15秒バージョンでしたが、Youtubeを探してみると、60秒バージョンが公開されていました。こちらになります。
なぜ、この時期にアクアのコマーシャルがたくさん流れるようになったかというと、ホンダのフィットハイブリッドが発売されたことにほかなりません。
ちょうど、アクアを買うような消費者層がフィットの消費者層とかぶります。しかも、ホンダはアクアの燃費を超える日本一の燃費性能で攻めてきました。
コマーシャルで具体的な燃費などに触れてしまうと、ホンダのフィットに負けていることがあらわになってしまうので、イメージを前面に出してコマーシャルを作ったのでしょう。
今までハイブリッドを前面に出して躍進してきたトヨタとしては、かなり厳しい局面に立たされています。フィットが発売になり、これからは実燃費にかかわる情報がネット上で公開されることになるでしょう。もしも実燃費でもフィットハイブリッドがアクアを上回るようであれば、さらにトヨタは厳しい状況になります。
すでにトヨタとしてもマイナーチェンジで燃費日本一を取り戻そうと画策しているのではないかと思いますが、どの程度の改善の余地があるのかが気になるところです。
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