NTTドコモからiPhone 5s/5cが発売されました。NTTドコモの回線は、格安で回線を販売しているMVNO業者(仮想移動体通信事業者)からも展開されています。
このMVNOのSIMがドコモのiPhoneで利用できるか否かはとても注目されていました。ドコモとしても、端末にSIMロックが行われていることは説明していたものの、MVNO業者のSIMが使えるか否かは明らかにしていませんでした。利用するとすれば、あくまでも自己責任という位置づけです。
☆ドコモ版iPhone5s、5cの気になるSIMロックの件を聞いてみた
最初に実際に試してみた結果を見つけたのは、こちらのアスキーの記事です。
☆ドコモ版iPhone5sにMVNOのデータSIMを入れたら使えなかった件【追記】
こちらの記事には、SIMは認識されてキャリアも表示されるけれども、アンテナが立たないというレポートでした。しかし、その後は記事に情報が追記されました。
APNを設定プロファイルに設定すればデータ通信ができるようになるという情報が追記されました。このAPNの設定というのは、iPhone単独で設定できるようなものではなく、APN構成プロファイルというものをダウンロードして設定する必要があるそうです。IIJmioの場合、こちらのページで解説されています。
☆mio高速モバイル/D – iOS APN構成プロファイル
ただ、IIJmioでこの記事の内容を保証したり、サポートしたりすることは無いことが明記されています。iPhoneのiOSがアップデートすると何らかの問題が生じる可能性もあるので、公式にサポートすることが難しいのでしょう。
対応の状況については、こちらの記事が詳しいです。
☆てくろぐ: iPhone 5s・iPhone 5c IIJmio高速モバイル/Dで使える?
3G回線は利用できるものの、LTE回線は利用することができないのだそうです。また、テザリングを利用することもできません。
もしもMVNO SIMを使うことができれば、回線速度やデータ通信量には一定の制約が発生しますが、端末を非常に安価に運用することができるようになります。消費者としては非常に嬉しい仕組みだと思うのですが、使えることが公に保証されているものではないので、少し不安を感じてしまいます。
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