9月10日に実施されたApple社のイベントで発表があった通り、ドコモからiPhoneが発売されます。iPhone3Gが2007年に発売されてから、NTTドコモはいつになったらiPhoneの取り扱いを始めるのかということがずっと話題になってきましたが、6年を経過してようやく発売という形になりました。長い年月でした。
NTTドコモの公式サイトにはながらくガラケーやandroid系のスマホが並んでいましたが、今回のiPhone発売を受けて、とうとうトップページにiPhone 5cとiPhone 5sが表示されるようになりました。こちらがそのキャプチャー画面です。
最初に、「手のひらに、明日をのせて」という2008年から続いているブランドスローガンが表示されたあとに、iPhone 5c、そして、iPhone 5sの順番で表示されます。
このトップページを見ていると、今まで頑なにiPhoneを発売してこなかったNTTドコモのロゴとiPhoneのコラボレーションに、やはり違和感を感じてしまいます。ただ、1ヶ月もたって、まわりにドコモのiPhoneを持つ人が現れ始めると、徐々に慣れていくのでしょう。
ドコモの料金体系は、iPhone本体の価格は3社中で最も金額を高くしたものの、月々割の金額も3社の中で最も大きくして、月々支払う金額も安く抑えられるようにしています。途中解約すると割高になってしまいますが、2年間きっちりと使った場合はお得になります。
今回、ドコモではキャンペーンについても、面白いものを出してきました。やはり、面白いのは、「ドコモへおかえり割」でしょう。これは、昔にドコモへ加入していた人がiPhoneを使うためなどの理由で他社へ乗り換えていた場合、その人が今回のiPhone発売を機にドコモへ戻ってくると、
・購入日から最大25か月(ご購入月+24か月)、月々のご利用料金を最大780円自動的に割り引く
・再契約時の機種ご購入代金から、ご解約時のドコモポイント相当額を割引く
という特典が得られるキャンペーンです。
昔ドコモを使っていた人の中には、ドコモへの愛着を持っている人も多いので、この「ドコモへおかえり割」、かなり利用する人が多いのではないかと思います。逆に言うと、ソフトバンクにとっては最大の危機的な状況とも言えるでしょう。今のところ、ソフトバンクからは無難なキャンペーンしか発表されていません。また、孫社長の公式TWITTERでもここ半月ほど、特に発言がありません。この沈黙が何を意味しているのか、これから追加のキャンペーンが発表されるのか否か、とても気になるところです。
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