TBSで木曜日の午後9時から放送されている「夫のカノジョ」というドラマを見ました。このドラマ、あまり期待しないで見始めたのですが、先週の第一話を見たらはまってしまいました。
原作は2011年に発刊された「夫の彼女」という小説です。39歳の主婦が旦那の浮気を疑い、部下の女性の家まで旦那のあとをつけて、旦那が部屋に入っていくところを目撃してしまいます。
しかし、旦那は彼女に正社員になるための勉強を教えているだけで、浮気をしているわけではありません。主婦は彼女を呼び出して、「もう旦那と会わないように」とせまります。そこに老婆が現れて二人に魔法をかけて、二人は入れ替わってしまいます。入れ替わったことが誰かにばれると、もう元に戻れなくなるということを言い残して老婆は消えてしまいました。
入れ替わり系ドラマ
あとは、映画やドラマによくある設定の「入れ替わり」系ドラマとしてすすみます。映画では1982年公開の「転校生」、2007年のドラマでは、お父さんとムスメが入れ替わってしまった「パパとムスメの7日間」と通じるような話しです。
「カノジョ」役は川口春菜、第一話の最初では、原色系の服を着たどうしようもない感じの演技をしますが、入れ替わったあとは途端に落ち着いたムードになります。主婦役は鈴木砂羽です。こちらも入れ替わる前と入れ替わったあとの雰囲気はまるで違っていて、さすがに女優という感じがします。
旦那役は田辺誠一、主婦とカノジョの閒で振り回されます。
第一話
第一話では主婦の姿をしたカノジョの方が学校で活躍をします。そして、昨日放送された第二話ではカノジョの格好をした主婦が会社で活躍をします。こちらの会社、パスタソースを消費者に向けに製造、販売しているようなのですが、実に開発と営業の仲が悪いです。
商品が売れずに売り上げが右肩下がりになっているのは、開発は「営業の売り方が悪い」、営業は「開発が作るパスタソースがまずい」とまったく協力しあおうという姿勢がありません。どちらかというと、開発はズケズケと営業にモノを申して営業は開発に対してぺこぺこと頭を下げている力関係です。
そんな中で営業に対してカノジョの姿をした主婦は、開発に向かって「不味い」ということをつぶやき険悪なムードになってしまいました。しかし、主婦の力を発揮して、会社のパスタソースに一手間加えて、美味しいパスタを作ってしまい、開発のメンバーをアッと言わせます。そして、営業と開発の協調関係が出来上がっていきます。
このように主婦とカノジョが入れ替わったことで、お互いの環境が良い方向に向かっていくという、いかにも最終回に向けてはハッピーエンドに向かっていくのではないかということを予感させてくれるドラマです。
ぜひ、次回の第三話についても楽しみにしておきたいと思います。
【2013.11.15追記】
視聴率低迷
こちらのドラマ、相変わらず私自身は毎週の放送を楽しみに見ているのですが、視聴率が非常に低迷していることが話題になっています。直近の放送では3%台前半まで視聴率が悪化してしまいました。
この番組の裏側には.「私、失敗しないので」のドクターXという強豪番組があるので、確かに厳しいとは思うのですが、アットホームな感じは、夫のカノジョの方が優れていると思うので、ぜひこの先頑張ってほしいところです。
本当は第9回まで放送される予定だったようですが、一回分を減らして、第8回が最終回になってしまいました。
【2018年9月15日追記】
dTVで視聴
NTTドコモのdTVでコンテンツを探していると、夫の彼女が公開されているのを見つけました。2013年の放送でしたので、5年ぶりに見る計算になります。
また、第一話から順番に見始めてしまいました。
【2021/01/28追記】
低視聴率ランキング
歴代ドラマ低視聴率ランキングワースト40というサイトがありました。NHKを除く民放のドラマ、深夜枠のドラマを除くという条件でのランキングですが、第一位は「夫のカノジョ」となっていました。2位はAKIRA主演の「HEAT」、3位はオダギリジョー主演の「家族のうた」です。
少なくとも「夫のカノジョ」は面白いドラマだと思うのですが、タイトルが怪しい感じでファミリー層が取り込みにくかったこと、逆に不倫などのストーリーを望んだ人には全くそのような要素がなかったことから、視聴する人が限られてしまったのかもしれません。
【2021/05/07追記】
着飾る恋には理由があって
川口春奈さん主演のドラマ「着飾る恋には理由があって」が始まりました。夫のカノジョ以来のドラマ主演です。
夫のカノジョは視聴率が低かったですが、今回のドラマは第一話が9.1%で始まりました。ぜひ、今回のドラマでは高視聴率を叩き出して実績につなげてほしいと思います。
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