NTTドコモがiPhone用アプリとして、「しゃべってコンシェル」をapp storeで公開しました。NTTドコモのiPhoneにしかインストールできないものかと思っていたのですが、実はSoftBankやauのiPhoneにもインストールして同様に使用することができます。しかも、無料で公開するという太っ腹ぶりです。
この「しゃべってコンシェル」というサービスは、NTTが長年培ってきた音声認識技術が活用されていて、日本語の認識率はかなりのものです。今までは、Androidスマホ向けにアプリを公開していましたので、今まで何回も使いました。
iPhoneのマイクから話しかけると、音声がクラウドセンターに送られて、そこで音声認識や回答の準備が行われて、回答がiPhoneに送り返されてきます。例えば、天気、ニュース、乗り換え案内などの情報を音声で質問すれば、音声と画面表示で回答をくれます。例えば、「ここはどこ?」と質問すれば、画面に地図が表示されて、現在地を示してくれます。
電話帳に登録されている人であれば、「誰々さんに電話」と話しかけることで、電話をかけることもできます。
実はiPhoneには、4sの時代からSiriが搭載されています。しゃべってコンシェルはまさにSiriと競合するサービスになります。普通であれば、Appleは自社のサービスや戦略に競合するアプリは公開を認めない場合があるのですが、今回については、ドコモがiPhoneを発売するのにあたって、契約に条項があったのかもしれません。
「しゃべってコンシェル」で天気を聞くとこんな感じで答えてくれます。
若葉台駅から鹿児島駅までどう行くのかを聞くとこんな感じで答えてくれます。
「歌って」と話しかけると、歌ってくれます。キャラは2種類、それぞれが別の唄を歌ってくれました。面白いアプリだと思います。
【2024年9月26日追記】
「しゃべってコンシェル」のサービス提供終了
「しゃべってコンシェル」は2023年6月30日(金曜)をもってサービス提供が終了しました。しゃべってコンシェルは後継の「my daiz」へと引き継がれることになります。「my daiz」アプリでは、キャラクターと対話できる機能やホーム画面にマチキャラを表示させる機能、マチキャラ/しゃべってキャラを購入/ダウンロードできるサービスが引き続き提供されます。(一部機能を除く)
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