NHKニュースを見ていると、映画に関する面白い報道がありました。イオンエンターテイメントで、定額を支払えば旧作の映画、平日に限って映画館で見放題になるプランを来年4月から、全国60の映画館で始めるそうです。
過去であれば旧作については各駅近くにあった名画座で3本立てといった形で上映され、格安料金で見ることができたのですが、レンタルDVDの価格の低廉化や各種エンターテイメントの選択肢の増加により名画座に人が集まらなくなってしまい、名画座の数が減ってしまいました。これにより、現在では古い映画を映画館で見ることができる機会は極端に減ってきています。
今回のイオンのように、大きなシネコンではどうしても平日にたくさんのお客さんを集めることは従来の新作メインのラインナップでは難しいところです。ところが、今回の施策のように格安で旧作を上映すれば、今まで映画館から足が遠のいた人を呼び戻す効果が大きいかもしれません。
気になる価格ですが、1ヶ月有効のパスが1200円、1年間有効のパスが9800円とかなりの格安価格です。ある意味、年間パスの価格はhuluなどのビデオ配信サービスよりも安い価格になっているところは興味深い価格設定だと思います。
上映される映画については、過去のアカデミー賞受賞作など48の作品が週替わりで上映されるようです。週替わりということは一ヶ月で4種類の旧作映画を見ることができるということでしょうか。どんなプログラムがどんな形で上映されることになるのか、発表されるのが楽しみです。
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