2013年12月31日の大晦日にミュージシャンの大滝詠一さんが亡くなったという報道がありました。12月30日に65歳で亡くなりました。大滝詠一さんといえば、やはり代表的なアルバムは、「A LONG VACATION」ということで間違えないでしょう。
A LONG VACATION
この中にも収録されている「君は天然色」は本当にいろいろなコマーシャルで使われましたので、どこかで聞き覚えがある方も多いのではないかと思います。
私自身、このA LONG VACATIONというアルバムは、LPレコードでも購入しましたし、またコンパクトディスクでも購入しました。このアルバムに入っている曲はどの曲も懐かしい曲ばかりです。
はっぴいえんど
そんな大滝詠一さんがミュージシャンとしての活動を開始したのは1969年、細野晴臣や松本隆とともに「はっぴいえんど」というグループで活動を始めます。(最初はヴァレンタインブルーというグループ名だったそうです)
このころは横田基地近くにある米軍ハウスに住んでいたそうです。そして、今回も瑞穂町の自宅で倒れたと報道されていました。瑞穂町は福生市と隣接していて、やはり横田基地からすぐの街です。ずっと、この周辺に住まわれていたのかもしれません。
ソロ活動
1971年にはソロ活動も開始しました。その後は、はっぴいえんどは解散し、細野晴臣はイエローマジックオーケストラ、松本隆は松田聖子などへの作詞家として大成功をおさめます。そして、大滝詠一さんも1980年にCBSソニーに移籍して1981年に発売した A LONG VACATIONでミリオンヒットを記録する大成功をおさめました。このアルバムは第23回日本レコード大賞・ベストアルバム賞を受賞しています。
ナイアガラトライアングル
1982年には杉真理、佐野元春とともに、ナイアガラトライアングルVOL2を発売しました。こちらも私はLPレコードで当時購入しました。杉真理という歌手を知らなかったのですが、夢見る渚という収録されている曲がとても好きになり、当時は繰り返し聞いていました。
風立ちぬ
また、松田聖子のヒット曲「風立ちぬ」の作曲を行ったほか、同じく松田聖子の同名のアルバム「風立ちぬ」のA面はすべて大滝詠一は作曲、編曲をしています。さらには、A面、B面のすべての曲を松本隆が作詞していて、はっぴいえんどのメンバーが深く関与しています。そんなこともあり、松田聖子のアルバムの中でもそれまでの構成と大きく異なる異色の出来栄えの作品でした。そのほかにも、小林旭さんへ「熱き心に」、森進一さんへ「冬のリヴィエラ」を作曲家として提供しています。どちらの曲にも言えることですが、とても壮大なイメージの曲で、このような曲を書く人はほかにはなかなかいないのではないかと思います。
大滝詠一さんのご冥福を心からお祈りします。
【2019/01/05追記】
大瀧詠一さんの企画展
瑞穂町で実施された大瀧詠一さんの企画展を見に行きました。こちらにレポートしています。
【2021/02/19追記】
ナイアガラトライアングル
杉真理さんが出ているテレビで大瀧詠一さんのことが語られていました。ナイアガラトライアングルVol.2は大瀧詠一さん、佐野元春さん、杉真理さんの組み合わせで実現したアルバムです。
大瀧詠一さんはすごく緻密なところと、すごくいい加減なところが組み合わさってとてもオタクなところが魅力だったとか。
ナイアガラサウンズの魅力や大瀧詠一さんが歌っている時はスタジオに人を入れない話などをしれていました。大瀧詠一さんとはA面で恋をしてのときには同じ空間で一緒に歌ったそうです。
杉真理さんのお話が聞けるのはとても貴重でした。
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