鬼怒川温泉から東京まで帰る途中、東北自動車道の羽生パーキングエリア(上り)によりました。こちらは2013年12月に鬼平江戸処としてリニューアルオープンしたパーキングエリアです。従来はパーキングエリアというと軽食を食べるところと売店などの画一的な休憩施設があるというイメージでしたが、NEXCOは最近、いろいろな場所のパーキングエリアをリニューアルして魅力的な施設を多く作っています。中にはパーキングエリアそのものが旅の目的地になってもおかしくないほどの施設も増えてきています。
この鬼平江戸処もそんな施設の一つで、江戸時代の建物を再現していたり、新築した建物をわざと汚したりといったテーマパークのような演出をしています。
羽生になぜ江戸を再現したのかというと、羽生の近くには栗橋関所があり、ここで江戸の北玄関として人々の往来を厳重にチェックしていました。そこで、東北自動車道にとっても江戸の入口はこの羽生ということになったようです。
オープンした際にニュースなどで取り上げられていて盛り上がっていましたので、行きたいと思っていました。東北道を走っていると、1月中旬の土曜日の夕方でしたが特に渋滞することもなく順調に流れていました。しかし、電光掲示板には「羽生パーキングエリア混雑」という表示が出ていました。しかし、今回をはずすとなかなか行くこともできないので、覚悟を決めてパーキングエリアに入ってみました。
しかし、意外なことにそんなに駐車場は混雑していませんでした。かなりのクルマが停まってはいるのですが、かなりのクルマが出て行きます。すぐに駐車できるスペースを見つけることができました。
建物を見てみると確かにコンセプトの絵にあったとおり、江戸の町並みが再現されていて、良い雰囲気がかもし出されています。
こちらは酢醤油問屋の看板です。
掟も掲示されていました。
こちらは、「五鉄」の入口です。五鉄は「鬼平犯科帳」で重要な舞台となっている軍鶏鍋屋です。日本橋人形町で1760年から続く老舗鶏料理店『玉ひで』がモデルといわれています。
松の木も植えられていました。
売店にも鬼兵にちなんだものや地域の特産品を中心にいろいろなものが売られています。
建物の中の天井もまるで夜空のような照明が照らされていました。鬼兵が闊歩した町並みを再現しているのでしょう。
こちらが案内図になります。
おなかが空いてきたので、万七というお店で丼ものを食べることにしました。
今回はタコが入っている「桜めし」と「とろろめし」を注文しました。
こちらが桜飯になります。
そして、こちらが「とろろめし」です。とろろ飯は500円というリーズナブルな価格になっています。
食事をするスペースでご飯を食べていると、犬の遠吠えや竿竹売りの声、町の雑踏などが聞こえてきます。よく雰囲気が出ていて感心しました。
これが夜になると、またライトアップも綺麗だそうです。また行ってみたい施設です。
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