すでに世界で目標を超える530万台もの売り上げを達成しているプレイステーション4ですが、ようやく2月22日(土曜日)に日本でも発売が開始されました。
当初は3月末までに500万台の販売を目標としていたので、日本発売を前に530万台まで売り上げたことは素晴らしいことだと思います。すでに据え置き型ゲーム機は旬を過ぎていてスマホに舞台は移ったと言われていましたが、やはり据え置き型ゲーム機にも十分に伸びる余地があったということになります。
プレイステーション4は北米では昨年の11月に発売が開始されています。日本での発売はそこから約3ヶ月遅れになってしまいました。午前0時から東京銀座のソニービルではその発売記念イベントが開催されて約100人のファンが集まりました。
今回のプレイステーション4ですが、単にハードが早くなっただけではなく、ゲームの映像をSNSで簡単に共有できること、PS Vitaやスマホで遊んだ続きをPS4で楽しめるモバイル機器連携の機能を搭載しているなどの特徴を備えています。しかも、7年前に発売されたプレイステーション3よりも価格は1万円抑えた4万円弱の価格で販売しました。また、ソフトメーカもPS4向けのソフトは作りやすいようにして、PS4と同時発売のソフトは27本になりました。PS3の発売時は7本でしたので4倍近くになったことになります。
平井社長が陣頭指揮をとって経営再建を続けているソニーですが、テレビなどのエレクトロニクス事業はなかなか不振を脱することができません。2014年3月期では1100億円の最終赤字に転落する見通しのSONYでは先日の決算発表でもパソコン事業(VAIO)を売却したり、テレビ事業の分社化を発表しました。そんな中で、このゲーム機分野についてはSONYとしては中核分野に据えて今後の収益源に育てていきたいと考えています。今回、PS4のハード自体が目標より好調な売れ行きを示しているのに対してSONY全体の利益が大変なことになっているのは、現時点では価格を抑えて発売したために原価率が高止まりしていて、本体だけでは稼ぎにくい構造になっているためでしょう。ただ、本体が売れれば今後はゲームソフトや周辺機器が売れることになります。ここで利益を積み上げていく形になると思います。
テレビなどエレクトロニクス事業が不振のソニーは、今後の中核事業の一つに「ゲーム」を据えています。スマートフォンなどのオンラインゲームの台頭で家庭用のゲーム市場が縮小する中、プレイステーション4は去年11月の発売以来、世界で目標を上回る530万台以上を売り上げていて、国内市場でも販売を伸ばせるか注目されます。
私自身はPS3を持っていたのですが、どちらかというとゲーム機としてではなく、Torneを接続してHDDレコーダーとして使っていました。現在はこのPS3が壊れてしまったのですが、PSVitaTVを購入して、主にhuluの視聴を中心に活用しています。今度はNASNEを購入してPSVitaTVと接続することで、またHDDレコーダーレコーダーを復活させたいと思っています。従って、優先度から言うと、PS4を買うのはかなり低くなっています。今後のSONYからの使い方の提案、周辺機器、ソフトウエアの充実度合いを見ながら購入するか否かを決める形になります。
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