立川にIKEAができたということで、西立川駅の前を歩いていると、青梅線の電車が駅に到着しました。そして、出発の時間となったのですが、発車メロディが何処かで聞き覚えのある曲です。
荒井由実さんの雨のステイション
よくよく考えてみると、荒井由実さんの「雨のステイション」でした。
西立川駅で使われているメロディーがYOUTUBEに登録されていましたので紹介します。
荒井由実さんの雨のステーションは1975年に発売されたコバルトアワーというアルバムに収録されています。もう、今から40年ほど前の作品ということになります。
さらに調べてみると、この雨のステイションという曲自体、西立川駅のことを歌っていることがWikipediaで紹介されていました。
今でこそ、西立川駅は昭和記念公園の入口があったり、ダイクマがあったりと随分様変わりしました。
立川基地があったころ
しかし、この曲が作られた当時は昭和記念公園の場所は基地が広がり、そんなに乗降客数も多くなかったのではないかと思います。立川基地が日本に全面返還されたのは1977年ということですので、「コバルトアワー」はそれよりも前に発売されたアルバムということになります。昭和記念公園は1983年に一部が開園しました。
今回は見ることができませんでしたが、西立川駅には「雨のステイション」の歌碑もあったそうです。
☆西立川 ユーミン想い出の場所 | 西立川の歌碑 雨のステイションを紹介
荒井由実さんの実家が八王子で当時の歌には、相模線や中央高速など、八王子周辺の歌も多いので、この西立川も題材に選ばれたのでしょう。
LAUNDRY-GATEの想い出
そういえば、松任谷正隆さんと結婚されて松任谷由実さんになってから紅雀に収録された「ランドリーゲイトの想い出」もこの立川基地周辺を歌った曲です。
こちらで紹介しています。
「ふた駅ゆられても、まだ続いている錆びた金網、線路に沿って」と歌われていますが、これは立川駅→西立川駅→東中神駅の青梅線沿いの光景を歌ったものだと思います。子どもの頃に青梅線で揺られて御岳山に行く際、錆びたフェンスが続いていたのを見た覚えがあります。
以前はそのまま「ランドリーゲート」という名前のバス停が残っていたのですが、現在では「富士見通り」という名前のバス停に改称されてしまいました。以前、たまたまこの場所を通ったことがあったのですが、確かにバス停にはランドリーゲートと書かれていました。
この地にはそのまま「ランドリーゲート」という名前の基地の通用門があり、そこにはクリーニング工場があったそうです。富士見通りと中神側線跡地の道路がY字型で交わる付近になります。インドネパール料理の「大好き日本」というお店が目印になります。
☆『LAUNDRY-GATEの想い出』by kinmaru : 大好き日本[食べログ]
なぜ、荒井由実さんがこのランドリーゲートという場所を知っていたのか気になるところです。
【2020/09/13追記】
卒業写真の「柳の木」は田町が舞台
卒業写真の2番の出だしに出てくる柳の木は田町駅の駅前に植えられていた柳を歌ったのだとテレビで紹介していました。現在は区画整理が行われてしまったので柳の木はありません。
アルバム「ひこうき雲」を出した頃、アルファレコードのスタジオがこの田町駅の近くにあったため、ユーミンはよくここを歩いたのだそうです。
アルファミュージックは現在はレコード、CD制作からは撤退していて、原盤権は、ソニーミュージックパブリシングが保有しています。また、田町のStudio Aも1995年に閉鎖されました。
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