AppleがiCloudで音楽を保存できるiTunes Motchを開始

当サイトの記事には広告が含まれます

20140502-103916.jpg

Appleが日本で新しいサービスを開始しました。今までは自分でCDからリッピング(取り込んだ)楽曲を自分のiPodやiPhoneに入れて持ち歩くことが一般的でしたが、今回のiTunes Matchが開始されると、音楽データを持ち歩かなくても済むようになります。

どういう仕組みになっているかと言うと、iTunesで購入した曲はもちろんのこと、自分でリッピングしたCDのデータをiCloud上で保存して、iPhoneなどで聞きたいときには、このiCloud上にある音楽を聴くような形になります。

ただ、全部のデータをiCloud上で保管するような仕組みにすると膨大なスペースが必要になってしまいます。そこで、iTunesが高音質で保管(DRMフリー・256Kbps AAC)している楽曲データと同じものの場合は、たとえ低音質でリッピングされたデータであったとしてもiTunes側で持っているデータに代替されます。従ってこの楽曲はiCloud上には実体は転送されません。

なお、iTunes Matchで保存できる曲の数は2万5000曲までだそうです。これだけの曲数があれば普通ならば制限を心配する必要はないと思います。

iCloud上にある音楽はいつでもどこでも色々なデバイス(最大10台まで)から再生が出来るようになります。また、iTunesライブラリが入っているハードディスクが壊れてしまったときにバックアップという位置づけにもできるかもしれません。

サービスの年間登録料は3980円です。一ヶ月あたり400円弱ということになりますが、微妙な値付けとも言えます。

海外ではすでにこのサービスは2年ほど前から提供が始まっていましたが、日本でのサービス開始時期は遅れていました。日本の音楽の著作権を持つ権利団体との調整に時間がかかっているのではないかとも言われていましたが、無事にサービス開始にたどり着くことができて良かったです。

ただ、諸外国と比較して日本における提供価格が若干高くなっている(米国では日本円に換算して2600円程度)ことが気になります。一部のお金が何処かに流れているようなことが無ければ良いのですが。

【2014年5月4日追記】

iTunes Matchのサービスに登録しました。ただ、トラブルによりセットアップが朝から晩までかかっても未だに完了しません。ほかにも同様のトラブルが発生しているようです。

コメント