Androidでも車載向け機能「Android Auto」が発表されました

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海とクルマ

米国グーグル社が開発者向けに毎年サンフランシスコで開催している会議で、スマートフォンやタブレット端末とクルマを連携させることができる新しいサービスが発表されました。年末までには本サービスに対応したクルマが発売されるそうです。

その名前は「Android auto」です。Androidを搭載したスマホやタブレット端末を車載機器に接続すると、スマホやタブレット、車載機器、または音声操作でカーナビゲーションやメール、そして、音楽を利用することができるようになります。

ナビゲーションはグーグルマップを使う形になります。AndroidデバイスやiOSデバイス向けにはすでにアプリが提供されており、また、カーナビ機能も利用することができます。先日、NEXUS 7でマップを起動して実際にナビ機能を試して見ましたが、十分に実用的な仕上がりになっていました。とても無料で使うことができる機能とは思えません。道を曲がるときにどちら側のレーンを使うのかが専用ナビでは表示されますが、グーグルマップでは現時点では表示されなかったので、そこだけが不便といえば不便な点かもしれません。ただ、近々、レーン案内の機能も提供されるようなので完成度がさらに上がります。

専用カーナビは購入したときは最新の機能が満載で良いのですが、3年ほど使っていると、かなり機能的に見劣りしてしまいます。ナビに使われる地図の精度やナビの機能そのものが日進月歩で進化しているためです。今までのカーナビは地図はアップデートして表示内容を最新化することができましたが、機能は古い状態のままで使い続けなければいけないことがほとんどでした。

ところが、タブレットやスマホについては、2年ごと程度には新しい機種を購入する形になるので、最新の機能にアップグレードできる可能性があります。各記事に書かれている内容からは、地図の表示やナビゲーションの機能が車載機器側で実施されているのか、タブレット端末やスマホ側で実施されているのかがわからなかったので、この部分についてはもう少し勉強したいと思います。もし、タブレットやスマホ側の機能でナビをしているのだとしたら、2年ごとの機種交換でアップグレードできるので良いのではないかと思いました。

このサービスに対応する会社は全部で40社ほどが名乗りをあげています。たとえば、下記の企業が対象になっています。

・ホンダ
・米ゼネラル・モーターズ(GM)
・日産自動車
・富士重工業
・三菱自動車
・スズキ
・マツダ
・パイオニア
・パナソニック
・アルパイン
・クラリオン

すでにApple社からも自動車とiOS機器の連携を目指した「Car Play」とサービスが発表されています。実質はクルマとスマホ、タブレットの連動という分野ではAndroid autoとCar Playの一騎打ちとなりますが、今後、普及がどのような形で進んで行くのか、気になるところです。

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