読売新聞を見ていると面白い記事がありました。デミオにディーゼルエンジン搭載タイプをこの秋にも発売するのではないかと期待されているマツダが今度はディーゼルエンジン搭載のハイブリッド車を2016年度にも発売するというニュースです。しかも、目指す燃費は現在のディーゼル車よりも3割アップである1リットルあたり40Kmを目標にしているそうです。
現在、燃費が一番良いクルマは、トヨタのアクアで、燃費は1リットルあたり37Kmなので、これよりも1割近く燃費が良いことになります。
また、レギュラーガソリンに比較しても軽油の値段は安いので、燃料代で考えるとアクアよりもかなり安くなることが期待できます。
もちろん、ディーゼルのハイブリッド車は国内メーカー初の挑戦です。気になる発売時期は日本と欧州で2016年度を目指しています。
ただ、ディーゼルエンジンを搭載したデミオをこの秋に発売しようとしている今のタイミングで、なぜこのニュースが流れたのかが気になります、もしも、秋に発売されるデミオの燃費が良いのであれば、当面はその話題だけに集中してデミオを売りまくって、半年くらいしたところでこのニュースを流しても良いような気がします。
記事を読む限りは、「ディーゼルエンジンを主要な駆動源とし、エンジンで発電する小型のモーターが補助的な役割を果たすシステムを開発する」と、まだ開発がこれからのような書き方がされているので、本当に実用的なシステムとして組み上がるか否かは未知数なのかもしれません。
もし本当に実現できたとしたら、低速運転時のトルクが大きいとされるディーゼルエンジンとモーターの組み合わせがどんな力を発揮するのかが気になるところです。
【2018/12/30追記】
2018年になっても、ディーゼルエンジン搭載のハイブリッド車はマツダから出ていないので、この新聞報道の通りにはいかなかったようです。
2018年9月ごろに日経新聞などで2020年にディーゼルエンジン搭載のハイブリッド車が発売されるという報道があったので、開発に向けた動きはまだあるのかもしれません。
コメント