大阪市にあるユニバーサルスタジオジャパンは8月の入場者数が前年同期と比較して6%も増えて133万人になったと発表しました。単月の入場者数としては13年ぶりに過去最高を塗り替えたそうです。
今回、入場者数が増えたのは、ハリーポッターをテーマにした新しいエリアがオープンしたためです。テレビコマーシャルでも頻繁に宣伝をしていたので、関西圏以外、特に関東や海外からのお客さんが増えました。関西圏以外から来たお客さんが全体の6割を占めていたのだそうです。それまでの4割からは大きく伸びています。逆に関西圏のお客さんは大雨の影響などで少し減りました。
外国からは台湾や香港といったアジアの国だけではなく、オーストラリアなどからのお客さんもふえました。外国人のお客さんは6割も増えたそうです。
また、8月の売り上げ高は22%増になっているということなので、来園者の伸び以上に増えています。これは入場料の値上げのほか、ハリーポッターのエリアでのグッズの販売や飲食店の売り上げが伸びました。
ハリーポッターというと、すでに最終作も上映されて、旬が過ぎている印象もありましたが、あの独特の世界観をリアルに再現したとなると、やはり実際に行ってみたいと思う人が多かったのでしょう。
ただ、これからはハリーポッターを知らない世代も大きくなってくると思いますので、二の矢、三の矢をどのように放って行くかがユニバーサルスタジオジャパンに関して興味深い点だと思います。
日本ではほとんどディズニーランドにお客さんを取られてしまった感じがあり、逆に遊園地の選択肢が少なくなって来てしまっていましたが、このように西日本でユニバーサルスタジオジャパンが健闘しているということは素晴らしいことだと思います。
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