ヤマダ電機が10月31日に吉祥寺駅南口に建設中だった大型店「LABI吉祥寺」をオープンすることを発表しました。LABIは「LIFE ABILITY SUPPLY」を短縮した造語です。「発見・体験・楽しさ・発信」をコンセプトにエンターテイメント性を高めた都市型店舗のブランドです。すでに広島、大船、名古屋、新宿西口、上大岡、新宿東口、自由が丘、水戸、渋谷など、すでにLABIの店舗は各地に広がっています。
建物のある場所は吉祥寺駅南口、井の頭線の東側のエリアにあります。昔はブックオフが営業していたビルを取り壊して、新しくヤマダ電機のビルを建築していました。外から見たイメージとしては、ヨドバシ吉祥寺よりは小さく見えます。地上1階から7階に1200坪の店舗を展開しています。ちなみにヨドバシ吉祥寺の商業施設面積は2万1,000平方mということですので、6352坪ということになります。ヨドバシ吉祥寺以外の店舗も入っているので単純には比較ができませんが、それでもLABI吉祥寺は規模としてはかなり小さいことになります。
LABI吉祥寺で取り扱われる品目は、パソコン、携帯電話、タブレットPCなどの最新デジタル家電、省エネ・高機能の白物家電、話題の掃除機や調理家電などが品揃えされています。吉祥寺という街の特性をいかすために幅広い客層をターゲットにしているそうです。
吉祥寺では駅と直結したキラリナが今年の4月にオープンしています。
さらに、吉祥寺ではやはりこの10月に入って、吉祥寺駅北口、パルコの付近に大きなユニクロの旗艦店もオープンしました。
2014年に入って吉祥寺は大きな変貌を遂げています。今回のヤマダ電機の開店も、吉祥寺に多様性を持たせるという面では大きな進化だと思います。
昔の吉祥寺には大きな家電量販店というと、LAOXくらいしかありませんでした。今のヨドバシ吉祥寺の北側のビルにありました。オーディオ関係に限れば、今のコピス吉祥寺(以前の伊勢丹)の北側にあるビルに第一家庭電気がありました。逆に言うと、この程度しかAV機器を購入できるお店はありませんでしたので、何かこった物を購入するためには新宿まで行く必要がありました。
しかし、ヨドバシカメラ吉祥寺、ヤマダ電機LABI吉祥寺と大きな家電店がこれで二つになることは素晴らしいことだと思います。きっと両店の間での価格競争も激しくなるのではないでしょうか。価格競争が起これば、周辺のエリアからもさらに人が集まり吉祥寺が賑わうという好循環が生まれますので、今後の吉祥寺の変化がどうなるのかも楽しみです。
【2014/11/03追記】
10月31日午前10時のオープン時間より5分ほど前に入り口が開きました。最前列で午前6時から並んでいた買い物客を先頭にして約3000人が店内になだれ込んでいったと報道がありました。入り口付近ではノートパソコンや洗濯機などの特売品の整理券に買い物客が集まりました。ハイレゾ音源プレーヤー、ヤマダの格安スマホ、ウエアラブル端末コーナーなどがあるそうです。
数百メートル離れたところにはヨドバシカメラ マルチメディア吉祥寺もあるので、すぐにヤマダ電機では購入せずにヨドバシカメラと値段を比較するお客さんもいました。シャープのお茶プレッソはヨドバシが税込み1万7700円で特売すると、当初はヤマダが税別1万9800円だったものを税別1万6389円まで値下げして税込み金額で同額にしました。このような熾烈な価格競争が吉祥寺という街の中でこれからも繰り広げられることになります。
【2014/11/09追記】
ヤマダ電機LABI吉祥寺に行ってみました。日曜日に行ったのですが、まだオープンからあまり経っていないにもかかわらず、思ったよりも店内は混雑していませんでした。テレビのコーナーや冷蔵庫のコーナーなど、少しでも立ち止まって商品を見ていると、「冷蔵庫をお探しですか?」と店員が寄ってきてしまいます。あまりゆっくりと商品を見ていられませんでした。オープン直後ということもあるのだと思いますが、店員の数が多すぎると思います。
また、各フロアーのサイズは小さい印象を持ちました。エスカレーターのスペースがしめる割合さえも大きく感じてしまいます。各フロアーにはオープン記念の特売品が並んでいます。確かに安いと思うものもあれば、特に安くないように感じるものもありましたので、事前に欲しい物の価格はよく選んでおいた方が良いと思います。
先日、SONYのBDZ-EW510というブルーレイレコーダーを購入したので、ヤマダ電機の値段を確かめてみましたが、この商品は断然、ヤマダの方が表示価格は高かったです。もしかすると、店員さんと価格交渉をすれば下がるのかもしれませんが、安さを強調する値札が付いていても本当に安いか否かは事前に確認が必要だと思います。
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