テレビ東京の「逆向き列車スペシャル」が面白い

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逆向き列車

BDレコーダーの中に貯まっている番組を見ていたところ、11月12日の夜に放送された「逆向き列車」のスペシャル番組が録画されていました。この番組、駅にいるサラリーマンに声をかけ、急に休みをとってもらい、いつも会社に行く方向と逆向きの列車に乗り何処かへ行こうという番組です。確かに会社に行くときに駅のホームに立っているとき、逆向きの列車に乗ったらどうなるんだろうとぼんやりと考えたことがありますが、そんな夢を叶えてくれます。

もちろん会社はずる休みをするわけではなく、きちんと本人から上司へ電話をかけて理由を話します。また、番組でも上司と話しをして許可を貰います。また、番組で会社を宣伝してくれるので、会社にとってもメリットがあるという仕組みです。

テレビ東京は路線バスの旅をはじめとして、本当に安い制作費で面白い番組を作るのがうまいと思います。ついついこのような番組はぼんやりと見てしまいます。

いろいろな駅で通勤途中のお客さんに声をかけますが、さすがにその日に急に休みを取るような人はなかなか見つかりません。特に取材日が期末だったこともあって忙しい人が多かったようです。そんな中で、京浜急行の新馬場駅でシステムエンジニアの仕事をしているサラリーマンが逆向き列車の提案に応じてくれました。しかも上司に電話をしたところ、上司も快くOKをしてくれて、そのまま京浜急行で都心と逆の方向に行く列車に乗りました。

このサラリーマンの人は実は大のイカ好きで、イカの名産地である佐賀県唐津市呼子町に行きたいと言い出しました。呼子町は北海道の函館、青森県の八戸と並んで美味しいイカが捕れる場所なのだそうです。そのまま京急線で羽田空港へ行き、そのまま飛行機で佐賀県まで行きました。その後、14時過ぎに唐津駅に到着してタクシーで呼子の港へ向かいます。

しかし、美味しいイカを食べられるのはお昼までらしく、いくらお店を探してもイカがありません。しかし、港の漁師にお願いするとイカを見せてくれて、その上、イカをその場で調理して刺身を食べさせてくれました。本当に透き通っていて、今まで見たこともないようなイカの刺身です。

刺身をたべたあとは、また飛行機と京急線を乗り継いで新馬場駅に23時過ぎに着きました。会社に行こうと思って家を出たのに、佐賀県にまで行くことになって本当に意外な驚きに満ちていたのではないかと思います。

TV東京には今後もこのような番組を作り続けて欲しいと期待しています。

【2019/08/17追記】

2014年12月26日以来、逆向き列車は残念ながら放送されていません。やはり、朝のホームでサラリーマンを突然捕まえて、会社を休ませるというのは、同意をしてくれる人を見つけるのが難しすぎたのでしょう。

ただ、「家ついて行ってイイですか?」は順調に回を重ねていき、定着してきた感じがあります。こちらの路線で今後も進めていくのではないでしょうか。

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