日本語入力は、まだMS-DOSが全盛のときから、ずっとATOKを使い続けてきました。当時はワープロソフトはもちろんジャストシステムの一太郎です。今ではWordやexcelといったマイクロソフト製品を使わざるを得なくなってしまっていますが、やはりパソコンの日本語入力はATOKを使い続けています。
ブログの記事を書くとき、外出中はiPhoneを使って書くことがほとんどです。写真をiPhoneで撮ってワードプレスのアプリケーションで簡単に記事をアップロードすることができます。
従って、iPhoneで長文の文章を書くことも多いので、日本語入力には本当は拘りたいと思っていました。しかし、iOSでは以前は標準の日本語入力しか使うことができず、第三者の日本語入力に入れ替えられませんでした。
ジャストシステムとしては、ATOK Padというメモアプリを公開して、このメモアプリを使うときにはATOKを使うことができるようにしていました。ただ、やっぱり他のアプリと連携して使うときには面倒です。
しかし、iOSがアップデートする中で、とうとうiOS8から別の日本語入力システムが使えるようになりました。
ATOKはいち早く対応しました。最初は入力位置で変換候補を選択できない等の制約もありましたが、12月のアップデートでカーソル位置入力が擬似的にできるようになりました。(まだ、アプリケーションによっては使えないなどの制約は残っています)
iOS側でサードパーティー製の日本語入力アプリではカーソル位置入力ができないように制約をかけていましたので、OSのアップデートが無い限り実現は難しいと思っていたのですが、ジャストシステム側で技術的に工夫して実現したそうです。
こちらが制限になります。
iOS版ATOKは、当初はあまり評判がよく無かったのですがアップデートを繰り返すうちに徐々に評判もよくなっているようです。
☆最悪の評判だった「ATOK for iOS」がアップデートでまともなIMEに進化 : IT速報
そこで、iOS用のATOKを購入してみました。
値段は1500円です。こちらがATOKのアプリを起動したときの画面です。
起動した直後にはインライン(カーソル位置)入力は無効になっていますが、さっそくONにしてみました。やはり、こちらの方が文章を打ちやすいです。ただ、入力中の文字に色づけなどが行われていないので、入力した文字と確定した文字の範囲が判りにくいという欠点があります。
実際にこの記事はそのATOKで書いていますが、思っていたよりも重い印象です。文字を入力したり、変換しているときに、少しもたつくような感じがします。当初から登録されているデフォルトのキーボードを設定から取り外してみたところ、少し、もたつきが少なくなりました。ATOK自身のQWERTY日本語キーボードもOFFにしてあります。
変換精度はやはり期待していたとおりに良いです。推測変換や英語入力支援などの機能がとても良い感じです。また、変換候補が現れる際に、全角文字と半角文字がある場合、「全」、「半」と表示されるので、たとえば数字など見分けが難しい場合に選ぶのがとても簡単になるところが良いです。
文章を削除するときにもBS「バックスペース」キーで一文字ずつ消していくこともできますが、左にフリックすると一つ前の「。」まで一気に文章を消すこともできます。
使っているiPhoneが5sと一世代古い機種であることも原因の一つかもしれませんが、できればアップデートで改善をしてほしいところです。
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