クルマで片側一車線の道を走っていて、急に渋滞に出くわすことかよくあります。その主な原因はなんと言っても交差点での右折待ちのクルマが道をふさいでしまっていることがかなりの確率で多いと思います。
また、交差点によっては歩行者がたくさん横断歩道を渡るような交差点で左折待ちのクルマが滞ってしまい、渋滞につながっているケースがあります。どちらにせよ、交差点付近は一般道路では渋滞が発生する大きな要因の一つであることに間違えありません。
右折車線さえ整備されていれば、こんな渋滞に巻き込まれることもないのにと思っていた矢先、東京都の建設局から第三次すいすいプランに関するニュースリリースが出ていました。
この計画では道路の幅員が狭い片側一車線の道路における交差点の近くの用地を新たに取得し、右折車線等を準備するための事業となります。
すでに平成6年から進められている事業で、今回が三回目の計画発表になります。これまでの整備によりすでに110箇所について右折車線の整備などが行われました。
計画期間は平成27年度から平成36年度まで、整備箇所は76カ所、総事業費は393億円とされています。
移動時における時間の損出は経済の活性化に対して大きな足かせになります。このような地道な取り組みにより渋滞を減らしていくということは非常に意義があることだと思います。
建設局の発表によれば八王子市の秋川街道にある上川橋交差点ではそれまで最大で13分の通過時間の短縮がありました。経済的な効果はこの交差点だけでも年に3.5億円もあるそうです。
幹線道路を高規格な道路に整備することも大事ですが、なかなか拡幅工事ができないような道路では、交差点付近だけでも改良工事で右折車線を増やしていってほしいところです。
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